証券ビュー

アンコール伊勢町

債券から株に資金移動 トランプ氏のババ(ジジ)抜きゲーム (2019.12.16)

 前週末全面高。日経平均中陽線の引け。窓を空けて上放れた。SQ値2万3895円を上回るもので、東証一部出来高19億3500万株、売買代金3兆4400億円の大商い。33業種全て値上がり。11月26日の年初来高値を更新し、昨年10月2日バブル後高値4448円を射程圏にとらえた。米国が対中制裁関税を緩和(追加見送り)、英保守党過半数(EU離脱具体化)も伝えられ買い戻し本格化。週明け材料出尽くし。売られても切り返す見通し。12日、世界全体の株価を示すMSCIオールカントリー・ワールド指数が1年11ヵ月ぶり史上最高値を更新。552.19(+0.69%)をつけた。先進国、新興国揃って年明けから21%上昇(2017年22%)という。ダウ21%、ドイツ25%、中国と日本19%のほかアセアンや南米新興国も連動し一過性と考えにくい。年末さらにダウ5%上昇といわれる。世界のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)改善が見込まれ、構造的な「調整圧力に一服感」をもたらすもの。米国で来年前半にかけMMF(外貨建て投信)の空売りや先物売りなど延べ3兆6000億ドル(約390兆円)買い戻し。国内でも信用や裁定の先物売りが担がれ来年2月まで需給よし。黄金分割の中心値2万4026円を抜き、7879円が視野に入った。来年前半ダウ3万ドルの触れ込みで越年。米中休戦を手掛かりに、今後2年利上げ利下げもないべたなぎを先取り。MMT(現代貨幣理論)を持ち出し50、100年債でトランプ氏のババ(ジジ)抜きゲームが始まる。債券から株に資金ポジションが移動するわけで、国際金融資本もわれわれと呉越同舟。不均衡バブル再燃、崩壊を通じて金利上昇に出くわすのが落ち。2019 3/6~26 4/26の天王星84年・おうし座入り7年周期によるもので、ブルもベアの根拠が失われた時と同様反動が大きい。11日上場したアラムコが中長期のアドバルーン。今年含め東京五輪、直後の1年で雌雄が決まる旨述べた。この間、澁澤栄一(1840~1931)が人気化するのも何かのご縁。人間、細胞の9割近く使われていない。激動期に生き残るのは順応性にすぐれた人物。物が動き金銭が動くから生きている。金銭を効率的に素早く動かすため紙幣が生まれたという。21世紀の日本に当て嵌まるのが良くも悪くも水戸藩士。澁澤のように、自分の目で見、耳で聞き頭で考え道理にかなうか判断する人物が少ない。世のため人のためにならないと、儲けても意味がないという。日経平均先物によると、13日大証の引け2万3960円(+2.39%)に対し夜間取引3860円、シカゴ円建て3905円。ダウ先物も2万8171ドル(+0.15%)と利食いをこなした。VIX恐怖指数12.63(-9.40%)、ビットコイン円784,549(-0.85%)も馴染まない。NYでアップルとボーイングがブレーキになっている。
 13日の日経平均598円高。大引け2万4023円。TOPIX1739(+27)。値上がり1548(値下がり535)。10年債-0.025%変わらず。米10年債1.825%(-0.075)。上海総合が2967(+1.78%)で引けた。マザーズ指数の引け885.27(-0.88%)。出遅れ修正が見込まれる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。道理がないものは滅びるという。(了凡)