来年日本に日が当たる 2020年前半まで世界の金利低下 (2019.12.02)
前週末続落。日経平均中陰線の引け。週明け正念場だ。5日移動平均線2万3361円を下回り、25日線3198円の攻防。下回ると11月8日3591円、26日の高値3608円でWトップとなり調整入り。切り返すと高値更新が見込まれる。米感謝祭明け11月29日、ダウ112ドル安が手掛かり。先物2万8065ドル(-0.29%)で上値が重く、同29日の上海総合2871(-0.61%)、香港ハンセン指数26,346(-2.03%)も足を引っ張った。米休場の同28日、欧州小動き。英国で中型株指数が年初来20%高(大型株10%)という。主力の金融や石油・ガス、素材が重荷といわれ内需の多い中型株が9月から水準訂正。小型株に波及している。FRBの7、9、10月3連続0.25%利下げが転機。米国でQE4 (量的緩和4弾)といわれ、ECBを含め「21年末まで世界の中銀による資産買い入れが増加する」(シティグループ)見通し。2008年リーマンショック後のQEを連想している。過去3ヵ月、利下げした中銀の割合これまで最高。2020年前半まで世界の平均金利が低下し、過去10年で最も緩和された状態に戻るという。このため、株高に過熱感が出ても警鐘が鳴るだけ。事実上、不均衡バブル再燃・崩壊に向かって動き出した。後退したテールリスク(想定外の暴騰・暴落)数年程度。逆イールドのくびき解消にならない。英米本尊筋の情報だけに注意を要する。国内で10月の鉱工業生産2ヵ月ぶり4.2%低下。小売販売も前年同月比7.1%の落ち込み。メーカーの製造工業生産予測によると、11月が前月比1.5%落ち込む一方、12月1.1%上昇にとどまり頼りない。その点、数年前から一貫注力の第■■■■■■(****)。このほど新素材CNF(セルロースナノファイバー)が車部品に植物性素材として採用され、2024年にも金属材料に代わり軽量化で燃費1割向上。CO₂削減効果も見込まれ関連市場30年に1兆円という。16~19年度、京大とトヨタグループなど環境省が後押し。■■■■(****)に東大と連携した■■■■(****)もCNFの有力銘柄で渋沢栄一(1840~1931)がルーツ。24年1万円札になって一隅を照らす。指数にこだわらずバリューの時代。英米でも個別の水準訂正に活路を見出した。11月29日、NY原油先物が55.42ドル(-2.69%)に急落。OPECと非加盟国も減産を拒んでいる模様で10月以来の大幅安。アラムコの応募倍率1.7倍、過熱感なしという。サウジ国内の信頼絶大というが、減産が株主の利益に反するもので上場前から原油相場大荒れ。12月2~3日風向きが変わり、年末決定的と述べた所以。米中交渉駆け引きの裏で本尊筋の狙いが見え隠れする。パリのソシエテ・ジェネラル証券が日本に首ったけ。来年日が当たるという。2020年日経平均9%上昇。中国、韓国、インドの指数もロングポジションだ。
11月29日の日経平均115円安。大引け2万3293円。TOPIX1699(-8)。東証一部の出来高9億9400万株、売買代金1兆7500億円。値上がり856(値下がり1184)。10年債-0.080%(+0.015)。米10年債1.779%(+0.012)。マザーズ指数の引け915.14(+0.18%)。一線を画した動きだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。油断するとやられる。(了凡)