証券ビュー

アンコール伊勢町

3年で雌雄が決まる 与えられた場所で最善を尽くすのが筋 (2019.11.27)

 前場年初来高値を更新。日経平均小陰線の引け。後場伸び悩んだ。25日米主要3指数最高値更新を受けたもので、一時1ドル109円台の円安が追い風。東証一部の値上がり852(値下がり1199)に過ぎない。前日の十字足が伏線。米中合意2万5000円、先送り3000円割れといわれる。期待先行の挙げ句、材料出尽くしになりかねない。米国で週明けルイ・ヴィトンのティファニー買収が話題になり、前日ノバリティス(スイス製薬大手)の米同業M&Aに続き好感された。国内も日立(6501)が12月に日立化成(4217)を昭和電工(4004)に約9000億円で売却する旨織り込み済み。26日アリババ香港上場に続き12月アラムコのIPOも戦後の延長上にない。米中協議然り。双方年内合意に歩み寄りもうかがえ、関税引き上げの応酬に戻ると考えにくい。米国の場合、残り1年足らずの大統領選がM&Aより上。非白人票が4分の3を占め、民主党ウォーレン上院議員(70)の当選確率が上がるたびダウ15~20%下落の噂。大半の企業が2020年前半に懸案解決を望んでいる。後半、GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)やシェールガス埋蔵量を5倍に嵩上げしている経済がおぼつかない。日本の将来を考える時、米国や中国なしに成り立たないことも事実だ。今起きている天災や人災が天王星84年・おうし座入り7年周期の渦中にあり、戦後体制の踊り場だけに一生に一度の経験。今後5~10年で欧州や米中、日本の工業文明も衰退期に入り、大企業が設備投資のため資金調達している金融市場も閑古鳥が鳴くという。だからこそ、金融政策の限界といわれた8月を乗り切り、9月から別人なった日経平均の上昇に学ぶ場面。今から3年で雌雄が決まる。めいめい与えられた場所で最善を尽くすのが筋。渋沢栄一(1840~1931)を引き合いに関連銘柄を紹介したのも御時世の縁。2024年度、新1万円札になって一隅を照らす。長寿化の備え、グローバル化、技術革新など過剰な貯蓄を生み、世界中低金利が続くという。配当利回りをベースに5年の計を立てる11月。感謝祭明け29日、米国のブラックフライデー(大規模な安売り)が年末商戦を左右する見込み。猛烈な値引き合戦によるものだ。日経平均先物によると、26日大証の引け2万3380円(+0.21%)に対し夜間取引3360円、シカゴ円建て3355円。ダウ先物も2万8034ドル(-0.02%)と小動き。VIX恐怖指数11.98(-2.92%)、ビットコイン円781,343(-0.69%)も音沙汰なしだ。
 26日の日経平均80円高。大引け2万3373円。TOPIX1705(+2)。東証一部の出来高16億2200万株、売買代金3兆1500億円。10年債-0.100%(-0.010)。米10年債1.745%(-0.017)。上海総合が2907(+0.03%)で引けた。マザーズ指数の引け905.19(+1.21%)。2空になった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。市場が悲観から抜け出し、懐疑に包まれている間大丈夫。楽観論が出始めると危ない。年末年始、8月の落ちになる。(了凡)