変わらざるを得ない 日経平均が出遅れのシンボルに (2019.11.21)
続落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。19日ダウ102ドル安、1ドル108円台半ばの円高によるもの。米国が香港人権法案を可決し、中国を牽制したのが主因。上海総合2911(-0.78%)、香港ハンセン指数26,878(-0.79%)を見てもわかる。中国にとって大きなお世話。内政干渉に値する。しかし、トランプ氏はデイール(取引)の一環。1国2制度を前提に関税等中国本土より香港を優遇しているためで、中国の譲歩なければ関税引き上げと強気だ。英国の与野党が総選挙前初のTV討論でブレグジットを巡り激しい応酬。与党が1月末実現なら野党も合意なしのリスク譲らず。ジュネーブの日韓WTO協議然り。韓国が2回目打ち切りを示唆し平行線。国内もじり貧。桜を見る会のもめごとでモリカケ問題の延長上。どこかでつかまりそうだ。12月アラムコ上場をきっかけに年末年始大荒れ。天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)の影響本格化。一難去って又一難。変わらざるを得ない状況がさらに7年続く見込みだ。前日述べたサマーズ元米財務長官(64)の長期停滞論、石油ドル本位制崩壊につながり出口なし。売ったところで始まらない。20日ブルームバーグによると、ヘッジファンドのベア代表格が空売りを過去最大に積み上げ。これほど悲観的になったのは初めてという。同ファンドが2012年以来数年2ケタ台のリターンを記録。2016年マイナス24%に落ち込み、19年10月末同27%。総資産の111%ショートポジション(空売り)に引き上げたことを明らかにした。裁定残高推移によると、9月6日の売り残2兆666億円に対し、11月15日同8965億円まで1兆1701億円減。差し引き3167億円売り長が残った。18日、同ファンドの書簡には「市場に存在するあらゆる問題が見てとれる」と下落を見込む旨の檄文。ロングポジションで窮地の8月を乗り切り、9~11月持ち直した買い方にとって気になる存在。ともに変わらざるを得ない。日経平均先物によると、20日大証の引け2万3140円(-0.64%)に対し夜間取引3060円、シカゴ円建て3085円。NYダウ先物も2万7795ドル(-0.36%)と小甘い。VIX恐怖指数13.46(+8.03%)、ビットコイン円876,017(-0.73%)も探りの域。国内のほか、世界レベルで強弱観の対立がめいめいバランスを支えている。欧米や中国も「日本化」を認めるまで時間がかかるため、従来の延長上でゴルディロックス(適温相場)を引き回す作戦。日経平均が出遅れのシンボル。金融庁の金融審議会がTOPIXを見直し、新指数提案に乗り出した。市場再編、数値基準を促すものでポジティブな材料だ。
20日の日経平均144円安。大引け2万3148円。TOPIX1691(-5)。東証一部の出来高13億5300万株、売買代金2兆1500億円。値上がり680(値下がり1388)。10年債-0.115%(-0.020)。米10年債1.739%(-0.044)。マザーズ指数の引け880.67(+0.48%)。この先、■■■■■■■(****)がリードする場面も考えられる。値上がり率ランキングによると、関係分で澤藤(6901)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。■■■■■(****)を取材した。(了凡)