証券ビュー

アンコール伊勢町

日本株が底堅い所以 FRB議長講演でバブル再燃表明 (2019.10.10)

 売り一巡後下げ渋り。日経平均小陽線の引け。底堅い。8日ダウ313ドル安をはじめ米主要3指数大幅安を受けたもので、10、11日米中協議再開を前に米中対立激化。一時1ドル107円割れの円高が主因。嫌気売りをこなし持ち堪えた。FRB議長が8日の講演で資産購入再開を表明。前日述べたバブル再燃と軌を一にするもので、FRBが米国債を買えば金利上昇を抑制できる。同議長は、金融危機後大規模な資産購入と混同すべきでない旨念を押した。事実、米国株が壮大なバブル真っ只中。2019年7月で純資産倍率3.5倍。日本1.2倍、ドイツ1.6倍、英国1.8倍にひきかえ大幅に割高。必ず崩壊するという。1929年の大暴落直前から計算すると、2024年がボトム。ダウ8700~1万2200ドルが目安という。黄金分割によるもので、天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)に見合うもの。リーマンショックをしのぐスケールだ。現在、外為市場に巨額の円売りポジションが滞留。円で運用しても金利がつかないため、国内の金融機関や機関投資家が円で調達した資金をドルに替え、外国株式や同債券で運用。2018年9月で473兆円にのぼる。世界中に滞留した円売りポジションが数十年に一度大爆発。1995年4月1ドル79円を見たように、株価がボトムに向かう2023年にかけて65円説も出ている。企業価値を時価総額で計るのが間違い。純資産がベースという。日本株が底堅い所以だ。9日、日経平均が25日移動平均線2万1613円を下回ったものの、75日線1289円と一目均衡表の基準線1404円を上回った。10月2、3日の窓1437~1725円を埋め切れず仕切り直し。3連休明けが焦点になる。12~13日東海・関東暴風圏入りが伝えられる台風19号が先決。中心気圧915hpa、最大風速55m、瞬間同75mといわれ時速15キロで北上中。悲観的に準備し楽観的に行動するのがコツという。15号の被害が千葉県だけで東日本大震災を上回る規模。何かと批判の多い東電HD(9501)が事実上国営だけに、書類や決裁が多い上、電柱や電線など公・私有地の使用が儘ならず木も勝手に切れないという。復旧ベタ遅れで後手に回り、激甚災害指定が10日余り遅れた。そこへ19号が接近し、15号と瓜二つの進路。何が起きても可笑しくない。天王星・おうし座入り7年、人災のほか天災続きで変わらざるを得ない。覚悟の上、10~12月本格化の兆し。2020年代バブル再燃と崩壊を仮説に検証する。来年から7年クライマックスだ。日経平均先物によると、9日大証の引け2万1440円(-0.83%)に対し夜間取引1590円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6337ドル(+0.79%)と高い。VIX恐怖指数19.07(+6.77%)、ビットコイン円879,998(+0.69%)。武者震いだ。
 9日の日経平均131円安。大引け2万1456円。TOPIX1581(-4)。東証一部の出来高10億4500万株、売買代金1兆8000億円。値上がり1070(値下がり982)。10年債-0.215%(-0.010)。米10年債1.562%(-0.033)。上海総合が2924(+0.39%)で引けた。マザーズ指数の引け866.28(-1.11%)。小休止だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。■■■(****)の吉野氏(71)がノーベル化学賞(リチウムイオン電池)に輝いた。(了凡)