証券ビュー

アンコール伊勢町

下振れ警戒に過剰反応 恐るるに足らず食い下がって活路 (2019.10.04)

 下げ幅拡大。日経平均小陰線の引け。後場、安値圏でもみ合った。前日ダウ494ドル安(一時598ドル安)を受け、3日ISM非製造業指数や4日米雇用統計発表にも下振れ警戒。VIX恐怖指数が20を突破する一方、一時1ドル107円割れの円高にプログラム売りが過剰反応した。356円窓を空けて下放れ、25日移動平均線2万1470円を下回ったものの、75日線1276円を下値に依然右肩上がり。52週線1364円をキープすると切り返す見通し。米国時間2日朝、民間「ADP雇用統計」が下方修正されたほか、WTOが米国にEU向け8000億円関税を承認。EUがブレグジット新提案に問題点を指摘するなど取り留めがない。米国の景気上昇が11年目に入り、7~9月期の関連指標悪化が大袈裟に受け取られた。10月の米利下げ8割弱の確率という。10日から米中閣僚協議再開堂々巡り。S&P500指数が現在1年9ヵ月前の水準に逆戻り。某トレーダー曰く、僅か15ポイント上昇するのに2年かかった。大きな上り下り。恐ろしいほどだ。次のピークまで上がるとまた下がる。トランプ氏就任以来、S&P500種の配当を含めたリターン+43%。株価に限ると2018年1月の水準。上げ下げを繰り返し変わっていない。日経平均先物によると、3日大証の引け2万1270円(-2.03%)に対し夜間取引1230円、シカゴ円建て1240円。ダウ先物も2万6002ドル(+0.29%)と頼りない。VIX恐怖指数20.05(+8.08%)、ビットコイン円883,997(-1.90%)に可も不可もない。3日付日経夕刊「十字路」によると、今回企業債務の急増がバブルの中心。超低金利のもとで経済の伸びを遥か上回る無駄な投資が行われ、不況下で整理される場面。フォードの社債がジャンクに格下げ。今夏、中国工場の稼働率11%という。同社のみならず、業界全体の過剰設備があぶり出され、弱いところから問題が顕在化。M&Aや自社株買いを債務で賄った企業も財務悪化と格下げが目立つという。本格的な株安1、2年か数年先と述べた。バブル崩壊後の金融・財政をどうするか喫緊のテーマ。ゆうに来年11月米大統領選まで続く。恐るるに足らず。食い下がって活路を見出すところだ。アラムコの上場がオイルピークをもたらすもので、天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)の範疇。現体制のクライマックスとみられる。金1オンス35ドルに続き石油ドル本位制崩壊につながるもので、最も石油を必要とするのが化学肥料。チッソ(N)が葉、リン酸(P)は開花・結実。カリ(K)も根肥といわれ3要素。このうち、リン酸が決定的に不足し■■■■(****)を一番手。■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など中長期有望。米国で1600%リターンが伝えられるバイオも超死回生。開発段階にあるのが手掛かりだ。
 3日の日経平均436円安。大引け2万1341円。TOPIX1568(-27)。東証一部の出来高12億2300万株、売買代金2兆0700億円。値上がり159(値下がり1963)。10年債-0.200%(-0.300)。米10年債1.579%(-0.020)。上海総合が2905(-0.92%)で引けた。マザーズ指数の引け859.47(-1.79%)反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。■■■■■■(****)が底値圏に入った。シカゴツィートによると、2年ぶり米国が北朝鮮を倒す可能性が生まれたという。(了凡)