27日需給変動の転換点 米中に媚びず世界レベルで地産地消 (2019.09.27)
小反発。日経平均中陰線の引け。吹っ切れない。TOPIXが一時4月17日の年初来高値を更新した程度。27日、配当落ち分157円(TOPIX15.7)を埋める動き。26日に配当再投資(約7000億円)が入ったほか、益出しの売りやポジション調整を加味すると三角もち合い。膠着状態が尾を引きそうだ。行き過ぎた量的緩和、マイナス金利による官製相場。株価が動かず、取引妙味が失われ、プレーヤーが減っている。債券を見切った矢先、配当利回りが手掛かり。欧米も日本の「失われた20年」をたどり始めた。日本のように、金利ゼロのMMT(現代貨幣理論)にはまると金融機関がもたなくなる。25日ビットコインが急落したのは、これまでのコンピュータで1万年かかる解読をグーグルとNASA(米航空宇宙局)が共同開発した量子コンピュータなら3分。これで暗号通貨の正体がわかるという。ひところ■■■(****)を奨め、後日■■■■(****)を追加した経緯を思い出した。ソフトや軍事一点張りの米中に対し、ハードがベースになった日本のポジションに見合うもの。双方上昇トレンドにある。日経平均が前日空けた窓を即日埋め、底上げ機運に弱気無用。75日移動平均線2万1236円と200日線1225円がゴールデンクロス。目先上値が重いものの中長期に期待をもてる。日本時間26日未明、日米首脳会談で貿易協定(第一段階)に合意。米国の自動車や日本のコメを対象から外し、第二段階が厳しいといわれる。25日ダウ162円高に米中協議の懸念後退が織り込まれ、民主党のウォーレン氏(大統領候補)リスクも取り沙汰された。アンチ・トランプ氏の急先鋒で富裕層増税、GAFA分割、ファンド規制案など発表。米国も穏やかでない。日経平均先物によると、26日大証の引け2万1860円(+0.28%)に対し夜間取引1940円、シカゴ円建て1935円。ダウ先物も2万7012ドル(+0.20%)と確り。VIX恐怖指数15.76(-7.57%)、ビットコイン円909,450(-0.01%)も一線を画している。裁定残によると、9月20日現在売り1兆7419億円(買い3829億円)と4.5倍。1週間前のSQ売り1兆9329億円(買い3347億円)で5.7倍だけに逐一動き出した。通常1倍がベース。プラスになるまで理外の理。需給の粋を検証するわけだ。12日から19日までECB、FRB、日銀の政策会合が一巡し、この上、緩和再開やインフラ投資、大型補正など財政投入が落ち。日本の場合、米国や中国に媚びを売ると韓国の二の舞。■■■(****)や■■■■■■(****)のように、米国や中国ほか需要のあるところに投資。世界レベルで地産地消する布陣がベスト。米国が戦後初めて中国に敗れる場面も考えられ、ゆめゆめ油断しないことだ。
26日の日経平均28円高。大引け2万2048円。TOPIX1623(+3)。東証一部の出来高14億2700万株、売買代金2兆6500億円。値上がり1357(値下がり718)。10年債-0.250%(+0.010)。米10年債1.704%(-0.029)。上海総合が2929(-0.89%)で引けた。マザーズ指数の引け886.24(+0.56%)。いい足取りになった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。27日が需給変動の転換点になる。(了凡)