歴史的な転換期迎える 油断も隙間もない9、10月の場面 (2019.09.09)
前週末まちまち。日経平均再び十字足。後場伸び悩んだ。5日ダウ372ドル高を受け米中協議10月再開、香港デモ一服、ブレグジット回避。イタリア混迷収束、ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数改善など連鎖反応によるもの。案の定、6日69ドル高にとどまりナスダック3日ぶり反落。協議再開や利下げを蒸し返す一方、GAFA向け反トラスト法(独禁法)調査を嫌気したという。前日急騰し高値警戒感に引っ張られ、価格帯累積出来高や一目均衡表「雲」の中、売り方を2階に上げ梯子を外した状態。一時2万1241円をつけ8月1日以来の高値をつけた。後場の日中値幅42円。買い優勢だが戻り売りも多く、8月以降の悪化が止まり痛みが引いた場面。12日ECB、17~18日FRB、18~19日に日銀の政策会合があり、13日のSQ(14日満月)ターニングポイントと述べた。8月1、30日2度新月による影響が14日に向けてエスカレート。年末本格化する旨の仮説を検証するためだ。英首相が就任6週間で苦境に追い込まれたほか、米副大統領と同国務長官が来月にかけて中国糾弾演説をぶつ見込み。6日、FRB議長がスイスで仮想通貨「リブラ」(フェイスブック)をシステム上すぐ重要になると述べ油断も隙間もない。空売り一辺倒のヘッジファンドが日本の中小型株を拾い始め。バークシャー(ウォーレン・バフェットの投資会社)が初の円建て債4300億円発行を表明。逆イールド(長短金利逆転)に端を発した債券の副作用が蔓延し株に回る潮目とみられる。10日、アップルが新型iphone発表。11日、内閣改造実施。同米国でPPI(生産者物価指数)・12日CPI(消費者物価指数)・13日小売売上高(いずれも8月)を発表予定。まちまちと考えられる。日経平均先物によると、6日大証の引け2万1200円(+0.62%)に対し夜間取引1220円、シカゴ円建て1225円。ダウ先物も2万6838ドル(+0.51%)と続伸。VIX恐怖指数15.00(-7.81%)、ビットコイン円1,111,550(+0.59%)まちまち。見方が分かれている。週末気になったのが、フィナンシャルタイムズ4日付の報道。末尾、現状で経済が縮小し始めると戦うのが極めて難しい。それが景気後退のパターン。回数は多くないが、ひとたび陥ると凄ましい不況になるという。BIS(国際決済銀行)の総支配人が「中央銀行はデジタル通貨導入準備を急ぐべきだ」と述べ、中国がネット大手のアリババやテンセントなど民間金融取引を全て中央銀行のネットワークに組み込み先行している模様。金融の地殻変動が視野に入った。2020年が5G元年といわれ実用化に拍車。うかうかしていられない。ロスチャイルド200年、ロックフェラー160年の時代が終わる。彼らは通貨発行権とメディアを握りながら、自作自演の金融戦争に巻き込まれた。
6日の日経平均113円高。大引け2万1199円。TOPIX1537(+2)。東証一部の出来高11億4800万株、売買代金2兆0900億円。値上がり921(値下がり1124)。10年債-0.245%(+0.030)。米10年債1.563%(-0.002)。上海総合が2999(+0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け855.54(-0.20%)。経過よし。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。9、10月歴史的な転換期を迎える。(了凡)