100年に1度の踊り場 china 2049と文明の衝突 (2019.09.03)
週明け反落。日経平均十字足。弱含みになった。2日NY休場(レーバーデー)を受け、早朝シカゴ日経平均先物2万0400円(30日大証の引け0690円)に鞘当て。東証一部の売買代金今年最低。5年4ヵ月ぶりという。1日米政権の対中制裁関税発動に対し、中国が即刻報復措置を発表。前週末協議前向きの買い戻しが裏目に出た。その後、予定通りの模様で1ドル106円割れから円安に振れもみ合い。レーバーデー明けを示唆している。上向きの5日移動平均線2万0544円が下値なら、右肩下がりの25日線0747円を上値に膠着状態。8月30日(2度目の新月)の第2幕を9月14日(満月)に持ち越し。13日SQがターニングポイントと述べた。米中や日韓対立、ブレグジットなど長引く見込みで、マイナスとマイナスがプラスになる弁証法のいう通り。8月北戴河で習近平氏が米中貿易戦争に香港デモが重なり、行き詰まった挙げ句、長老らも安定・団結でまとまり起死回生。プラスに化けた。国内でも、次期首相候補といわれる小泉進次郎氏(38)が当て嵌まる。当選4回、4代目政治家、偏差値30台関東学院出のハンディをこなし滝川クリステルさん(41)と結婚を表明。2年後、実現するようなもの。官房長官が初入閣に前向きで10日自民党役員人事、12日内閣改造の目玉になった。いかにも軽く、歴代最長政権のリレーに馴染まない。G7やG20のトップ交代然り。天王星84年・おうし座入り7年周期の前回。ヒトラーやスターリン、F・ルーズベルトなど「独裁者」を輩出した場面に似ている。中国の場合、ピルズベリーの「china 2049」(機密裏に遂行される世界100年戦略)を読むと現状がわかる。結論からいうと、49年に完成する覇権国家は中国共産党帝国を宗主に、日本をはじめ周辺諸国に従属を迫る古来の冊封体制。中国はこの野望のため数十年忍耐を覚悟し、核兵器でなく5Gを駆使したステルス戦略でコントロール。戦わずして勝つのが狙いという。まともなら、トランプ氏どころか首相や次期首相も及ばない。1998年、ハンチントンによる「文明の衝突」も読んだ。この中に面白い件りがある。曰く、中国は2000年にわたり抜きん出た強国だった。1842年英国に南京条約を押しつけられ、100年以上西欧と日本に屈辱的な従属をやむなくされた時代にピリオドを打ちたいと思っている。米国の大統領など選挙で交代する。少しの我慢だ。選挙なしでトップを選べるため勝利が見えているという。49年が中国建国100年。共産党帝国は満州族支配に立ち上がった孫文の立場を考えると、「漢民族帝国」ともいわれる。日本は米国側に与し独立を守るほかない。
9月2日の日経平均84円安。大引け2万0620円。TOPIX1505(-6)。東証一部の出来高8億0200万株、売買代金1兆3200億円。値上がり506(値下がり1569)。9月限が2万0590円(-0.48%)の引け。夜間取引0640円、シカゴ円建て0625円。ダウ先物2万6297ドル(-0.41%)ともみ合い。VIX恐怖指数18.98(+6.15%)、ビットコイン円1,042,946(+0.56%)小動き。10年債-0.270%(+0.010)、米10年債1.499%(+0.002)。上海総合が2924(+1.31%)で引けた。マザーズ指数の引け845.92(+0.56%)。戻りを試す。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。100年に1度の踊り場だ。(了凡)