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アンコール伊勢町

正念場を迎える30日 四方八方異例の事態定着しゾンビ化 (2019.08.29)

 気迷い映し小動き。日経平均十字足。思考停止に近い。米主要3指数反落によるもので、手掛かり難。1ドル105円台の円安を枕に売買代金11日連続2兆円割れ。29、30日何が起きるか興味深い。米中・日韓対立やブレグジット、香港問題など進展なし。米中対立に香港問題を巡り、逐一もれ始めた中国の情報に合点した。米国と貿易戦争に香港デモが重なり、持久戦を戦うのに安定・団結が先決という。大ピンチに陥った習氏が15日終了した模様の北戴河(共産党指導部や長老ら重要会議)で起死回生。むしろ、貿易戦争と香港が天の助けになった。日韓対立も、22日GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄した韓国が中国側についたとみられ踊り場。国連安保理の追加制裁にかかわらず、短距離弾道ミサイル発射を続行する北朝鮮然り。いくら違反を警告しても米朝協議抜きに進まない。27日明らかになったFRB元高官の寄稿もそうだ。昨年6月までNY連銀総裁とFOMC副議長を務めた人物が、米大統領の利下げ要請を拒否せよという。四方八方、異例の事態が定着。売っても買っても様にならない。前日ダウ120ドル安にしても、中国の消費拡大策を手掛かりに155ドル高まで上げ、米債券市場で逆イールドが伝えられると176ドル安。半信半疑の状態という。29日発表されるGDP改定値もそうだ。速報値年率2.1%増に対し、耐久消費財受注の修正を受け1%台との見方もある。米雇用統計が改定により今年3月の非農業部門雇用者数を50万1000人下方修正し波紋を呼んだ。ネガティブな情報が飛び交う中、ものみなゾンビ化。閑散に売りなしが本音だ。日経平均先物によると、28日大証の引け2万0480円(+0.29%)に対し夜間取引0430円、シカゴ円建て0435円。ダウ先物も2万5789ドル(+0.17%)としょぼい。VIX恐怖指数20.19(+4.50%)、ビットコイン円1,070,478(-0.58%)も力不足。前日に続き5日移動平均線2万0507円を抜けずじまい。8月6日安値0110円、昨年12月1日の同1万9155円が下値の目安。週明け全面安にかかわらず持ち堪えた。養老孟司でなくても、半分死んで半分生きてる。米国は旧ソ連に軍拡競争を仕掛けて勝った。あらゆる手段で日本弱体化を図った。現在、中国が挑戦者。案外あっさり片がつくという。中国に国家戦略がないためで、中華思想に染まった保守派を満足するのが隋朝(581~618)以来科拳の定め。極端な戸籍アパルトヘイトによるもの。大陸国家は海洋に馴染まない。対外膨張政策が戦前日本のコピー。米国と対立を招き敗れ去るのが落ちだ。覇権国は挑戦者を徹底的に叩く。歴史が証明している
28日の日経平均23円高。大引け2万0479円。TOPIX1490変わらず。東証一部の出来高9億5700万株、売買代金1兆6100億円。値上がり815(値下がり1220)。10年債-0.280%(-0.010)。米10年債1.470%(-0.064)。上海総合が2893(-0.29%)で引けた。マザーズ指数の引け840.62(-1.41%)。底値模索だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。30日、正念場を迎える。(了凡)