証券ビュー

アンコール伊勢町

政権転覆と隣り合わせ 世耕大臣のホワイト除外に評価 (2019.08.08)

 自律反発途上。日経平均小陰線の引け。まちまちだ。6日ダウ311ドル高にひきかえ、米国株先物の動きが鈍いためで、米10年債1.7%台、金先物6年ぶり1500ドル台などまだら模様。一時1ドル105.93円を見た円高が106円台に切り返し後場持ち直した。5日ダウ767ドル安(一時961ドル安)に対し1日で半値戻し及ばず。売り買いせめぎ合いという。6月4日の直近安値2万0408円を目安に底固め。下回ると昨年12月25日1万9155円視野。売りポジション急増により、9日SQにかけてリバウンドが決め手と述べた。動揺が一服し反発を探るもので、6日米高官が「FRBに年末まで0.75か1%利下げを要求」し痛し痒し。金先物急伸にかかわらず、■■■■■■(****)が2897円(-0.66%)で引け、年内ドル安を織り込んだ。日本の場合、7月初旬から日韓対立で世耕大臣の「ホワイト国除外」に内外から評価。従来と一線を画し断固折れないところがミソ。韓国が狼狽しているという。米司法省は韓国に渡った様々な先端材料が北朝鮮を通じて中国に流れた証拠を握っている模様。だからといって叩くだけでは能がない。サムスンが■■(****)の技術者を引き抜き、2018年半導体の世界チャンピオン。1年で日本の部材を約2兆円調達。世界3位の韓国SKハイニックスも東芝と抜き難い関係にあり、AIやIoT、5G実用化を前に思惑交錯。中国製造2025につながるもので、欧米や日本、台湾、シンガポールなど自由主義陣営vs中国が本格化。半導体をつくるのに700工程不可欠で、1つなくても不可能といわれ。日本の価値が相対的に上がっている。韓国は日本の輸出規制により世界の半導体サプライチェーンがズタズタになるというが、米国や日本、ドイツ、台湾などインフラを確保。韓国の主張に無理がある。双方頭を冷やし再構築に切り換えるほかない。日経平均先物によると、7日大証の引け2万0470円(-0.29%)に対し夜間取引同、シカゴ円建て0480円。ダウ先物2万5835ドル(-0.34%)右往左往。VIX恐怖指数21.09(-14.23%)、ビットコイン円1,243,141(+1.65%)にもうかがえる。8、9日戻りを試すとみられる。ロンドン2日ロイターによると、西側の体制が急速に変化する世界の流れに苦戦しており、ほとんどの国が指導者に不満を抱いている。中国やロシアなど独裁国家も手詰まり。香港や、モスクワで表面化した抗議行動も一環。強面の一方、内憂外患で共通している。日本はバブル崩壊30年。他力により世界の中庸に収まった。しかし、与党が選挙公約に盛った消費増税を強行するとデフレに逆戻り。個人消費をはじめ設備投資、輸出も急ブレーキ。円高株安に拍車がかかる。政権転覆と隣り合わせだ。
 7日の日経平均68円安。大引け2万0516円。TOPIX1499変わらず。東証一部の出来高12億8300万株、売買代金2兆2300億円。値上がり1003(値下がり1060)。10年債-0.195%(-0.010)。米10年債1.655%(-0.053)。上海総合が2768(-0.32%)で引けた。マザーズ指数の引け872.48(+0.06%)。戻りに入る。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。3連休明け、旧盆入り油断するな。(了凡)