月替わりサプライズ含み 5月7~8日の窓埋めを目指す (2019.07.31)
3日ぶり反発。日経平均短陽線の引け。後場伸び悩んだ。31日米利下げ、8月2日米雇用統計、同「ホワイト国」から韓国を除外する閣議決定待ち。円高に振れ上値が重い。6月の鉱工業生産が前月比3.6%減(3ヵ月ぶり減少)。生産予測指数も7月同2.7%増、8月0.6%増と一進一退。思ったほど悪くならず、期待するほど良くない。半導体や電子部品、デバイスのほか自動車や工作機械関連まで影響が広がった。29日ダウ28ドル高然り。FOMCを控え、景気の影響を受けにくいディフェンシブ関連確り。30日4~6月期を発表するアップル、ディズニーが高い。市場が0.25%利下げを織り込むや、トランプ氏がFRBに大幅な利下げを要求し下駄を履いた状態。米某運用会社のCIO(最高投資責任者)が「今は利上げすべきで利下げのタイミングでない」との発言にうかがえる。国内で8月2日■■■■■■(****)の決算発表も見逃せない。週末コップの中の嵐が外に出るとみられサプライズ含み。市場力学で弁証法の正→反→合の経緯が興味深い。30日の日経平均が25日の戻り高値2万1823円に届かず。2日1784円をつけて以来、5月7~8日の窓埋め1875円なしに埒が明かない。月替わり注目される所以だ。前日述べた日米合作バブルが背景にある。「通貨燃ゆ」(谷口智彦著)によると、日本は自らバブルを創出することによって対米資金還流を積極化。折から軍拡を続けていた米国を金融面で支えたという。さらに、日本のバブル経済化は冷戦に止めを刺そうとしていた米国の覇権を裏から支える国際政治的意味合いを持っていたと図星。内閣官房参与で首相のスピーチライターだけに、今後30年前のバブル崩壊と似たような場面も考えられる。日経平均先物によると、30日大証の引け2万1660円(+0.42%)に対し夜間取引1590円、シカゴ円建て1575円。ダウ先物も2万7136ドル(-0.22%)と精彩がない。VIX恐怖指数13.28(+9.21%)、ビットコイン円1,031,124(-0.39%)にも出ている。日経平均にこだわると、5日移動平均線2万1690円上にあり、再び25日の戻り高値に挑戦。5月7~8日の窓埋めを目指す動きに変わりない。証券株指数がボトムゾーン。31日、野村HD(8604)の決算発表も反転の鍵を握っている。
30日の日経平均92円高。大引け2万1709円。TOPIX1575(+7)。東証一部の出来高11億4000万株、売買代金2兆0800億円。値上がり1527(値下がり533)。10年債-0.155%(-0.005)。米10年債2.055%(-0.012)。上海総合が2952(+0.39%)で引けた。マザーズ指数の引け903.28(+0.46%)。上値を試す場面だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。引け後、■■■■■■■(****)が1Q発表。連結17.8%増収、188.8%営業増益のスタート。夜間取引で3400円(493円高)をつけている。月替わりサプライズ含み。前向きでないと何も解決しない。(了凡)