証券ビュー

アンコール伊勢町

26日から7月3日まで 金先物とビットコインが来年の走り (2019.06.26)

 反落で始まり後場一段安。日経平均小陰線の引け。リスクオフが広がった。持ち高解消売りとみられ、前日ダウ8ドル高(一時87ドル高)の延長上。景気減速、1ドル106円台の円高に振れ気迷いが本音だ。29日米中首脳会談を前にトランプ氏がイラン追加制裁に署名。中国大手3行が米金融システムから遮断。さらに、米大統領側近の日米安保条約終了説など手詰まりに拍車。米国の7月利下げが織り込まれ、29日の会談で何らか合意があれば利下げ撤回。元も子もない。事前に会場を巡り面子合戦で火花。守勢の習近平氏が持ち掛けた以上トランプ氏譲らず、日本も口出しできずマッチングに往生している模様。来阪延べ3万人のイベントといわれ警備も桁外れ。26日国会会期末、香港デモと相まって否応なく日本が世界のメディアに取り囲まれた。くすぶる消費増税延期論、解散説も消えず仕舞い。神も人間も横一線になりつつある。日経平均先物によると、25日大証の引け2万1080円(-0.71%)に対し夜間取引1110円、シカゴ円建て同。ダウ先物2万6722ドル(-0.15%)と視界不良。半面、VIX恐怖指数15.44(+0.26%)にビットコイン円1,213,200(+2.72%)動意含み。上海総合2982(-0.87%)、香港ハンセン28,185(-1.15%)とも逆相関。CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の商品デリバティブでタンカー攻撃を受けた原油先物が沈静化する一方、金先物はLME(ロンドン金属取引所)で6年ぶり1400ドル台乗せ。銀のほか銅、アルミなど軒並み安。年央がターニングポイントとなり、4~6月初動を7~9月に持ち越した。17日ストロベリームーン(満月)に対し、7月3日皆既日食(新月)のコース。19日逆襲が始まり26日にかけてドラマとも述べた。25日、10日移動平均線2万1191円を下値に5日線1307円が上値の関門。一目均衡表の雲下限が右肩下がり。今週じり貧なら来週明けサプライズが予想され侮れない。例えばイラン。トランプ氏の追加制裁を受け中国が唯一橋渡し。ゴールドの担保による人民元で中国に原油を売り、必要に応じてゴールドをドルに替え米国の経済封鎖をしのぐという。21日述べたように、天王星がおうし座入りした84年前、ヒトラー台頭と同様の巡り合わせ。失礼ながら、トランプ氏や習近平氏、プーチン氏など大国の指導者として凡庸。安倍氏もそうで良くも悪くもヒトラーに近い。何より、後継者が見当たらず最大の泣きどころだ。民主主義、資本主義の欧米が英国を梃入れできないのも事実で、我々はめいめい生き残りを目指すほかない。26日から7月3日までクライマックス後半。金先物とビットコインの動きが来年の走りと考えられる。
 25日の日経平均92円安。大引け2万1193円。TOPIX1543(-4)。東証一部の出来高10億2900万株、売買代金1兆7300億円。値上がり821(値下がり1209)。10年債-0.160%(-0.005)、米10年債2.022%(+0.004)。マザーズ指数の引け885.19(-0.92%)。反落した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。中国の場合、バブルの反動と中華思想による3隻の空母建造が経済の息の根を止めるという。(了凡)