枕と落ちドラマを吸収 26日から7月3日まで駆け込み寺 (2019.06.24)
前週末反落。日経平均中陰線の引け。三空売りに一服した。20日、2ヵ月ぶりS&P500種最高値更新が呼び水。ダウ249ドル高となり、7月米利下げ0.5%まで織り込み19日の米10年債一時1.97%。買い戻し一巡後円高に振れ、先物売りでほとぼりが冷めた。21日、ダウが一時2万6907ドルをつけ最高値を更新。1月の上昇率7.2%と並び6月7.7%に過熱感。トランプ氏イラン攻撃撤回や金・原油先物乱高下、米副大統領対中演説延期など持ち高調整売り。警戒感も根強い。19日から1週間逆襲。26日間際に解散を見越し枕と落ちの見立て。週明けから後半だ。17日ストロベリームーン(満月)に対し、7月3日皆既日食(新月)のコース。28~29日G20(米中首脳会談)が最大のヤマ場と考えられ、7月3日の新月で不測の事態を吸収する場面。年央がターニングポイントと述べた。日経平均先物によると、21日大証の引け2万1190円(-0.98%)に対し夜間取引1170円、シカゴ円建て1130円。ダウ先物も2万6672円(-0.38%)と甘い。半面、VIX恐怖指数15.40(+4.41%)、ビットコイン円1,166,829(+6.47%)のラインダンス活発。日経平均が陰線包み足で転機を迎え、5日移動平均線2万1514円を上回りながら、一目均衡表の雲下限で頭打ちだ。26日にかけてドラマの有無を見届け、その後神も人間も横一線で天王星おうし座入り本格化。初動佳境入り。上下のほか、左右にもふるいがかかる。一例が昨年6月米モンサントを7兆2000億円で買収した独バイエル。5月13日モンサントに「ラウンドアップ」(除草剤)で癌になったとして米国3例目の判決が出た。癌患者夫婦に2200億円の賠償。同社の裁判が1万1000件持ち上がり、バイエルの株価5割下落。農業部門1万1000人リストラを発表した。日本では雑誌「選択」を除き一切報道されず、米国と欧州で大騒ぎという。独はドイツ銀がアップアップ。英国でバークレイズも似たような現状。2020~26年にかけて7年続く本格化の初動がこれだ。前回の1934年、ヒトラーが台頭し首相になって2年。トランプ氏と重なる旨述べたが、後が続かないという点で習近平氏やメルケル氏、安倍氏など境遇がそっくり。共倒れリスクがついて回る。今の相場がファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から離れ、需給や政策期待、願望など市場力学で動いているだけに、24日から月末、来月3日に向け振ってくる公算が大きい。市場が半年、1年先取りすることから東京五輪に影響。VIX恐怖指数さながら、金先物やビットコインなど駆け込み寺の様相。逆に、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)の人気化も予想される。大手メディアが株高の「落とし穴」を探っているものの見つからない。ビットコインにしても、95%取引所により偽装されているという。瀬戸際で陰の極を抜け出す踊り場。真剣に取り組まないと、安心、安全、無事などおぼつかない。
21日の日経平均204円安。大引け2万1258円。TOPIX1545(-14)。東証一部の出来高15億3600万株、売買代金2兆7100億円。値上がり619(値下がり1458)。10年債-0.017%変わらず。米10年債2.058%(+0.028%)。上海総合が3001(+0.50%)。香港ハンセン28,473(-0.27%)。マザーズ指数の引け890.84(-1.88%)。出番待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。成長どころか生存が先決といわれる。(了凡)