ストロベリームーン 米中危機の真只中で日本の出番 (2019.06.18)
週明け小幅続伸。日経平均小陽線の引け。上下にヒゲが長い。手詰まりによるもので、需給好転にかかわらず先物が伸び悩み。VIX恐怖指数15.61(-1.33%)、ビットコイン円997,000(+2.13%)が本音に近い。米中対立長期化、FOMC、G20など最悪の事態を一旦織り込み閑散に売りなし。16日の香港デモ200万人、タンカー攻撃事件に米軍事措置も選択肢、ドイツ銀不良資産切り離しなどエスカレート。一触即発の動きになった。17日、ストロベリームーン(満月)。ホロスコープ(天体の配置図)によると、滅多にない星並び。天変地異のほか暴動騒擾の相。不測の事態が起きるという。1979年2月イラン革命、同年末旧ソ連アフガン侵攻。90年7月フセインのクウェート侵略など衝撃の事実。79、90年とも米国がデフォルト間際に追い込まれ、戦争で危機をしのいだ。今回も米国ピンチ。ちゃぶ台返しを念頭に似たような場面という。日本時間16日8時前、ニュージーランドのケルマディック諸島でM7.4の地震が観測され合点した。香港デモにしても、人口約750万人で大人半分参加したことになり習近平氏に打撃。月末大阪でG20 を控え、トランプ氏が「絶対来い」。けじめをつけるからとの誘い。3250億ドルを対象に追加関税第4弾、香港の人権問題も畳み掛けるという。大阪に香港デモが飛び火すると一大事。17日、吹田交番で拳銃を強奪し殺人未遂容疑で指名手配された男が逮捕された。被害者こそ一命を取り留めたが、香港仕掛けの噂も流れ予断を許さない。日経平均先物によると、大証の引け2万1070円(+0.19%)に対し夜間取引1090円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6154ドル(+0.09%)と小康状態。上海総合が2887(+0.20%)、香港ハンセン27,227(+0.40%)然り。冷静に対応すると問題ない。前日、デジタル信号をアナログに変換。19日から1週間逆襲もと述べた通り。26日国会会期末にかけてドラマが予想されるためだ。首相がトランプ氏に乗せられ、北朝鮮やイランにモーションをかけG20中締め。外資の売り持ちポジションを買い戻しに追い込めばよし。決戦の日が近いという。17日も25日移動平均線2万1027円を下値に確り。5日線1121円が上値を阻んだ。米中や香港、イランなど外部より、19日から国内の材料が新たな手掛かり。ストロベリームーンが口火になりそうだ。日米とも選挙前の相場。米中関税引き上げの応酬や香港、イランのもめごとを茶番といえなくもない。景気後退の前触れといわれる逆イールド(長短金利逆転)にしても、過去4度の事例を通じて市場の弱気予想がつくり出したもの。うろたえる必要ない。日米首脳が選挙前に株高を後押し。投開票日にかけて好景気をひねり出す作戦で異論ない。
17日の日経平均7円高。大引け2万1124円。TOPIX1539(-6)。東証一部の出来高9億3400万株、売買代金1兆6400億円。値上がり570(値下がり1483)。10年債-0.125%(+0.005)。米10年債2.109%(+0.028)。マザーズ指数の引け908.64(-0.47%)。いい足取りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。米中危機の真只中で日本の出番がやってくる。(了凡)