証券ビュー

アンコール伊勢町

右に戻るも行き過ぎ 従来の5月でなく84年ぶりの仮説 (2019.05.14)

 週明け続落。日経平均小陽線の引け。6日連続安になった。米政権が10日に続き13日、対象外の中国製品約35兆円分25%追加関税を公表し、中国側も原則譲らず報復措置が伝えられたため。前場売り方の買い戻しで下げ渋ったが、後場上海総合にダウ先物安もあり弱含み。自律反発圏内に入った。決算発表が峠を越す中、関税引き上げ前の数字に対し修正後のタイムラグを織り込む場面。一目均衡表の雲2万1032~1349円に突入。左に行き過ぎ右に戻ると述べた。13日発表された3月の景気動向指数が99.6(2015年100)と前月から0.9ポイント下落。基調判断がこれまで「下方へ局面変化」から「悪化」となり6年2ヵ月ぶり。政府は4月の月例報告で「一部に弱さもみられるが緩やかに回復」との認識。2012年12月から「戦後最長」との触れ込みに変わりない。受け売りだが、企業なら社長室長どまりの官房長官が単独訪米し社長、会長扱い。米大統領ほか政権要人に引見され、与野党やメディアから場違いの違和感が出てこない。サンフランシスコ講和条約(1982)以前もなかったという。1日新天皇即位、25~28日米大統領夫妻来日(天皇会見)、6月28~29日G20大阪サミットにかけて令和のバブル。米大統領来日が2度にわたり、大相撲夏場所千秋楽(26日)観戦。米大統領トロフィー授与まで流れ右に戻るのも時間の問題。行き過ぎて間が持てず目くらまし。平成に似て非なるものだ。セル・イン・メイといわれ、9月半ばまで戻ってくるなというが、高値から1割足らずの押しにじたばたしても始まらない。来年五輪を控え、かってない日本のイベントに米中ほか欧州、ロシア、アジア、新興国など首脳が来日。水面下で大掛かりな太いお金の探り合い。日本の個人金融資産1830兆円(公的債務1200兆円)のほか、M資金と語り継がれるゴールデン・リリー(2万4000トンの金塊)が手掛かり。現在、米国の公的金準備さえ8133トン(日本同765トン)に過ぎない。米国をはじめ各国首脳が日本にディール(取引)を持ち掛け、並み外れた資金調達を考えているに違いない。10日述べたように、トランプ氏が相場に明るい上、取り巻きのゴールドマンもガバメントサックス。手ぶらで帰国するわけにいかない。右に戻るときに出る。大袈裟にいえば、日本乗っ取りの打診。内閣支持率が55%に達し、皇室に親しみ78%といわれる日経の世論調査。次期首相に相応しいのが小泉進次郎氏(38)とあって何をかいわんや。5月左に行き過ぎ6月右に戻る所以だ。2020~26年にやってくるパラダイムシフト(体制転覆)の初動。従来の5月でなく84年前。それも、7年続く仮説のうねりを感じる。
 13日の日経平均153円安。大引け2万1191円。TOPIX1541(-8)。東証一部の出来高14億2000万株、売買代金2兆3600億円。値上がり589(値下がり1491)。6月限が2万1170円(-0.66%)の引け。夜間取引1100円、シカゴ円建て1115円。ダウ先物も2万5676ドルと甘い。VIX恐怖指数18.67(-2.25%)。ビットコイン円776,818(+1.31%)。10年債-0.050%変わらず。米10年債2.422%(-0.049)。上海総合が2903(-1.21%)で引けた。マザーズ指数の引け890.13(-2.34%)。踏ん張りどころだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。自律反発が迫ってきた。(了凡)