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企業レポート

出番待ち アスカ   1月25日 (2012.01.24)

今年は3、4Q面白い

国内とタイの復興需要確実

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アスカ(7227)は回復。前期落ち込んだ生産を取り戻す場面。今期は後半晴れ間もありそうだ。震災、円高、タイ洪水など予想外の反動によるもので、前期2Q底入れし3、4Q反転。今期1、2Q踏ん張りどころ。トヨタ(2月7日)と三菱自(2月2日)の3Q発表次第で対応も変わるが、国内とタイの復興需要が確実だけに、四半期ベースで区間新も考えられる。前期6月29日通期連結下方修正し、その後ぴたり着けた精度が手掛かり。トヨタと三菱自の信頼にこたえている。昨年5月中国上海に設立したロボットシステムの100%子会社も新たな手掛かり。現在設計段階だが、今、来期中国はじめ周辺各国の日系企業に販路拡大が見込まれるためだ。同社の場合、自動車関連が8割を占めながら、ロボットシステムが稼ぎ頭。産業用ロボット、自動化システム、制御装置、情報通信機器などまだ伸びる。それに、09年11月期登場した人材教育・研修事業。連結子会社アームスが担当する実践型人材養成システムで、新入社員のほか中堅社員の人材開発にも実績。前期3億3800万円の売り上げに対し4200万円の営業利益を計上。地についてきた。2013年(60周年)が次世代の節目。今年後半から上昇運で5年続きの年回り。来年に今年の打ち返しがあるとしてもいいポジションにつけた。前回杉本社長(64)の初代運に触れたが、今年安定運で大丈夫。ロボットシステムと人材教育・研修事業が次世代の架け橋となりそうだ。

2012年10月期(連結)は、売上高188億円(16%増)、営業利益1億8000万円(54%増)、経常利益2億2000万円(18%増)、純益1億円(35%増)の見通し。配当は1円復元し期末4円の予定。設備投資4億円(償却8億円)の予定。1Q発表は3月末の見込みだ。昨年末から600円(1株当たり連結純資産746円)中心のもみ合いとなり出番待ち。今年は3、4Qが面白い。

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