4~6月今年の岐路 平成になった途端バブル弾けた (2019.04.16)
週明け全面高。日経平均小陽線の引け。「本格反騰」が顔を出した。12日ダウ269ドル高、同3月の人民元建て融資残増加が手掛かり。ショートカバー(空売りの買い戻し)によるもので、他力の2万2000円台回復。御同慶の至りだ。昨年10~12月の安値を売り叩いた期日が4~6月到来。例年外資が4月買い越しており、差し引き220円上鞘におまけがついた。抵抗ライン200日移動平均線2万1886円のほか、週足でも52週線を抜いて上放れ。機関投資家の損益分岐点2万2000円を突破し、自律反発の上限2567円に差し掛かる。4月1日新元号発表、5月1日新天皇即位、新貨幣発行(2024年)を手掛かりに5月フィーバーが予想され、10連休(4月27日~5月6日)が目くらまし。出遅れた日本株に特殊事情もうかがえる。大筋利食い千人力で臨み、5月以降虚を突かれても乗り切る場面。ダウ最高値(2万6828ドル)更新が新たな目安。面子にかけて抜いてくる。中国の経済成長6%といわれても当てにできない。当局の願望とみられマイナス成長と聞いている。行き過ぎた不安人気の反動が本音と考えられ、平成同様改元の意外高。30年前天皇が亡くなったのにひきかえ、今回上皇と新天皇即位で自粛ムードのかけらもない。一時的に買いパニックも予想される。しかし、令和の時代に昭和、平成の後始末。渋沢栄一を新一万円札に起用した狙いから10連休明け売りの声。5~7月値上げラッシュ、働き方改革に伴う残業減少、不動産頭打ちなど流れているのも事実。国内景気が落ち込むとみられる。首相は憲法改正を優先するため、6月にも3度目の消費増税延期を発表する旨漏れ伝えられた。15日、自民党が統一地方選や五輪相辞任など腰砕け。綻びにつけ込まれると述べた通り。首相の総裁4選に3度目の延期発表が欠かせないという。事実とすれば、本末転倒。他力の「本格反騰」が虚を突かれ逆回転。往って来いで済まなくなる。5月26日、国賓として来日するトランプ氏の新天皇会見、ゴルフ、大相撲観戦など呼び水。お金のにおいに敏感といわれ、天皇マネーと霞ケ関埋蔵金にアプローチ。市場を煙に巻く公算が大きい。4~6月が今年の岐路になりそうだ。シカゴ発ツィートによると、NHK記者が海外の会見で笑われた。科学者たちが史上初めてブラックホールの画像を米国で公開した時、日本の役割を質問した矢先のこと。日本人記者なら当然でナルシズム(自己陶酔)が強いという。実際、単刀直入で語学力が足りなかったようだ。ちなみに、万世一系といわれる天皇の歴史。オモテとウラの2種類ある。外国人記者にわかるまい。
15日の日経平均298円高。大引け2万2169円。TOPIX1627(+22)。東証一部の出来高12億2500万株、売買代金2兆3900億円。値上がり1910(値下がり190)。6月限が2万2180円(+1.46%)の引け。夜間取引2170円、シカゴ円建て2175円。ダウ先物も2万6453ドルと小動き。VIX恐怖指数12.36(-5.07%)にとどまり低水準。10年債-0.035%(+0.020)。米10年債2.557%変わらず。上海総合が3177(-0.34%)で引けた。マザーズ指数の引け934.80(+1.64%)。上振れしそうだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。平成になった途端、バブルが弾けたのを覚えている。(了凡)