後場締まり高値引け 行き過ぎた不安人気の反動が本音 (2019.04.11)
窓を空けて反落。日経平均小陽線の引け。後場締まった。9日ダウ190ドル安を受けたもので、米主要企業の1~3月期決算発表を控え、貿易摩擦や景気減速懸念が主因。キャタピラーやボーイング、アマゾンなど主力が安い。トランプ氏EU製品課税、IMFの世界経済見通し下方修正、フィラデルフィア半導体指数下落など織り込んだ。後場持ち直し高値引け。外需売りの内需買いが顕著で、1ドル111円台前半の円高にかかわらず確り。東証全33業種値下がりする中で先高期待もうかがえる。一目均衡表の転換線2万1524円がボーダーライン。5日移動平均線1756円が下向きになり、13週線1176円が下値メドという。日経平均先物によると、大証の引け2万1700円(-0.18%)に対し夜間取引1690円、シカゴ円建て1695円。ダウ先物も2万6192ドルと小康状態。VIX恐怖指数14.12(+7.13%)に上昇した。ビットコイン円が583,956(+1.22%)に戻し頑強。改元、新天皇即位、新紙幣発行など材料に事欠かない。手詰まりだけに、平成元年(1989)と似た場味。先高期待が漂っている。旧ソ連崩壊(1991)と一線を画し世界中体制崩壊の危機にさいなまれた。局面打開といいながら、人、モノ、カネすべて危機に備え始める始末。万一、米国が崩壊しても組織が残るように両建て。不安を先取りした株が萎縮している。受け売りだが、21世紀製造業で稼ぐのが困難になり、質のいいサービスを格安に大量供給できるネットがリード。平成30年間構造改革を迫られた。小売や金融のみならず、教育、医療、介護、防犯、警備など引く手あまた。関係分で■■■(****)が一例。スマホやTVなど製造部門の赤字をゲーム、音楽、映画などサービス部門の成長で吸収し、イメージセンサーで世界シェア5割といわれるまで駒を進めた。平成がバブル崩壊(1990)、阪神大震災(1995)、アジア通貨危機(1997)、ITバブル崩壊(2000)、リーマンショック(2008)、東日本大震災(2011)などに見舞われ、中国にドル換算名目GDP2位の座を明け渡しただけに「令和」が決め手。昨年5月天王星おうし座入りから半年お試し期間。同12月から2月まで踊り場。3月から本格化と述べた。2020~25年に世界の力関係が一変するといわれ、改元、新天皇即位、新紙幣発行まで決まった。27日から史上初の10連休後、祝儀相場の反動が予想されるが、取り越し苦労に過ぎない。むしろ、行き過ぎた不安人気の反動が本音。相場がお遍路さんの弘法太師。何も彼も受け入れるとわかる。
10日の日経平均115円安。大引け2万1687円。TOPIX1607(-11)。東証一部の出来高11億2200万株、売買代金1兆9600億円。値上がり485(値下がり1572)。10年債-0.060%(-0.010)。米10年債2.500%(-0.029)。上海総合が3241(+0.07%)で引けた。マザーズ指数の引け940.29(+0.63%)。面白くなってきた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)など。日本は成長するし、停滞、破綻も避けられない。(了凡)