5月の新天皇即位から 日本は平成が終わっても凄い国 (2019.04.02)
新年度入り続伸。日経平均十字足の引け。新元号を好感した。前年度末落としたポジションの買い戻しといわれ、米主要3指数続伸、中国製造業PMI(購買担当者景気指数)3月50.8を受けたもの。1日発表された日銀短観の大企業製造業DI3月プラス12。昨年12月から7ポイント悪化し織り込み済みだ。前引け新元号「令和」(れいわ)の祝儀ムードがピークとなり、後場戻り売りが出て頭打ち。米ISM製造業景気指数待ちという。十字足が神妙で踊り場を持ち越した。しかし、3月上旬25日移動平均線が75日線とゴールデンクロス。チャート上、中長期上昇トレンド入りと述べた。4~6月意外高の手掛かり。3月29日から4月12日になったブレグジットに呼応するもの。元号ひとつ、四書五経由来で漢学者確執が伝えられる過去の経緯から一線を越えた。大化(645)から平成(1989)まで続いた儒教の漢籍を抜け出し、中国メディアが競って速報。奈良時代(710~794)に完成した日本最古の万葉集から採用された。日経平均が一時476円高となり、■■■■(****)や■■■(****)、■■■■(****)までご愛嬌。前代未聞の10連休を前に走りを見た。1868年、一世一元の詔により明治、大正、昭和、平成に改元され、5月1日から令和。これまで災異や京都周辺の地震、関東、南海トラフの地震に伴う改元も顕著で警戒する向きもある。現に5月、新天皇即位の慶事と裏はらに南海トラフ地震、世界経済の大変動が伝えられ、浮かれていられない。関東には東京湾のほか瀬戸内海のような「内海」が千葉、茨城、栃木県あたりまで存在。筑波山麓が海だったという。1月シカゴで-46度の大寒波に見舞われた米中西部。3月中旬記録的な洪水が追い打ち。ネブラスカ、アイオワ、ミズリー州など豪雨や降雪、急な雪解けに冠水。5月末まで続く見通し。農・畜産物の被害甚大で15億ドル(約1600億円)といわれ破綻続出という。米中対立に輪をかけ非常事態宣言の噂頻り。おのずと日本も影響を受ける。ブレグジットと同時進行で気がもめる。平安前期、即位するや災害に悩まされた56代清和天皇(850~881)のように、新天皇も懸案処理に追われるという。過日、ドイツ銀と英バークレイズが存亡の危機と述べた。欧米も困難に直面している。機関投資家の損益分岐点2万2000円、自律反発の上限2567円が上値の目安に変わりない。堅実、地道に進むところだ。ブルームバーグによると、日本は平成が終わっても凄い国。世界がリセットを迎えた時、戦争せず平和処理するのに「日本化」が欠かせないという。
4月1日の日経平均303円高。大引け2万1509円。TOPIX1615(+24)。東証一部の出来高14億1900万株、売買代金2兆4800億円。値上がり1837(値下がり259)。6月限が2万1450円(+1.23%)の引け。夜間取引1500円、シカゴ円建て1485円。ダウ先物も2万6099ドルと確り。VIX恐怖指数が13.71(-3.95%)に低下した。10年債-0.080%(+0.015)。米10年債2.441%(+0.037)。上海総合が3170(+2.58%)で引けた。マザーズ指数の引け943.32(-1.31%)。目を離せない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。5月の新天皇即位からややこしい。(了凡)