経済理論より市場力学 打つ手なし4月11日まで大丈夫 (2019.04.01)
前週末3日ぶり反発。日経平均小陰線の引け。後場伸び悩んだ。主力がボックス圏にとどまる一方、IPO(新規公開)やバイオ関連が幕間つなぎ年度末。前年度末2万1454円と大筋同水準。新元号待ちだ。日経平均先物によると、3月29日大証の引け2万1190円(+0.62%)に対し夜間取引1300円、シカゴ円建て1295円。ダウ先物も2万5950ドルと続伸。週明け100円余り上鞘とみられる。3月28~29日米主要3指数堅調によるもので、28日ボーイングが事故原因の機体制御システムソフト修正を発表。29日も「ユニコーン」(未上場の急成長IPO)が唯一の手掛かり。手詰まりに変わりない。4月中旬から米主要企業の1~3月期決算が発表され、米中協議「順調」を額面通り受け取れない上、前週からカナダも逆イールド状態。経済規模が米国の1割、相関度9割超といわれ無視できない。2020年9~11月ピークアウトを念頭に急がば回れ。経済理論より市場力学が圧倒している。前日空けた窓を埋め、5日移動平均線2万1204円と同水準。下振れした25日線1425円も上値抵抗ライン。3月29日から4月12日に持ち越したブレグジットの顚末と似ている。結局、EU残留なり日本の受ける影響も限定的で拍子抜け。2016年6月(英国民投票で離脱)の反動も考えられる。事実上、打つ手なしだ。あるとすれば、29日ハノイ発の報道。ベトナム統計局が発表したもので、1~3月対米輸出26%増。GDPの7割占める消費支出7%増が主因という。米中対立長期に伴う中国から生産シフト本格化。2018年(暦年)の成長率7.8%(前年6.81%)で08年以降最大。ベトナムがアジア地域で最大となり実質成長率を0.5%押し上げるという。3月14日、プラスワンの急先鋒。ベトナムがポスト中国の1番手と述べた。■■■■(****)の出番到来。大幅な水準訂正が見込まれる。進出四半世紀、南北に技術移転による事業基盤を確立。ベトナム関連事業の売上高が単純合算で全体の4分の1。前期連結から急伸している。米国のほか日本政府も投資後押し。2月末の米朝首脳会談で合意なしといわれるが、新年度以降弾みがつく見通し。時価総額174億円(連結純資産352億円)に過ぎず化ける公算大。4月26日、決算発表を予定している。一方、■■■■■(****)が450円高値引け。国内活況を先取りするもの。4月12日、2Q発表で明らかになる見込みだ。昨年10月大商いで958円をつけた筋も巻き返し。目を離せなくなってきた。4月11日まで大丈夫。12日以降、売ると上がり買うと下がる。
3月29日の日経平均172円高。大引け2万1205円。TOPIX1591(+8)。東証一部の出来高11億7400万株、売買代金2兆0300億円。値上がり1199(値下がり857)。10年債-0.095%(+0.005)。米10年債2.404%(+0.008)。上海総合が3090(+3.02%)で引けた。マザーズ指数の引け955.84(+0.02%)。締まってきた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。中長期、戦争や飢饉説も伝えられ、日本政府が出し抜かれそうで気が気でない。(了凡)