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プラスワンの急先鋒 ベトナムがポスト中国の1番手 (2019.03.14)

 先物売りに反落。日経平均小陰線の引け。はしゃぎ過ぎだ。日本時間未明、再び英議会がEU離脱案否決。ボーイング主力機の墜落事故を受けダウ96ドル安。寄り前、1月の機械受注5.4%減(3ヵ月連続マイナス)など前日大幅高の反動。後場寄り後、紀伊水道を震源にM5.2の地震も伝えられ引け小戻した程度。25日移動平均線2万1279円を下回らず不幸中の幸い。5日線1280円と25日線のデッドクロスが接近し、前日の高値1568円を抜けないと整理が長引くという。英・EUが否決された離脱案見直しに漕ぎ着け大量造反に見舞われる一方、ボーイング「737MAX」(新型小型機)が昨年10月インドネシアに続き3月10日エチオピアで墜落し、2013年以来のダメージ。12日6.15%続落した。このため、ナスダックが片肺飛行。上海総合も煽りを受け3026(-1.09%)で引けた。日本は右往左往。万事休すといわれるが、「ポスト中国」の1番手がベトナム。中国プラスワンの急先鋒。2回目の米朝会談をきっかけにベトナム式発展モデルが脚光を浴びている。米国が持ち掛けたもので、会談中北の側近が各地を視察して回り、現体制で可能かどうか確かめた。中央日報によると、昨年ベトナムのGDP成長率7.08%。東南アジア最高水準で2008年の通貨危機以来。外資流入が原動力で昨年191億ドル(+9.1%)にのぼる。1976年南北統一まで共産党独裁国家。86年「ドイモイ」(刷新)により市場経済を導入。国を解放し様変わりになった。IWEP(ベトナムの最高シンクタンク)によると、誤った政策で成長率がマイナス6%に落ち物価600%に高騰。特別の対策が必要だったという。政府が国有企業を順次民営化。経済を解放して外資を積極的に受け入れた。このため、経済規模が30年で15倍に拡大。勤勉で教育水準が高く、人口9550万人の平均年齢30.5歳(韓国41.0、中国37.4歳)に過ぎない。製造業の平均賃金が230ドルといわれ中国の3分の1足らず。2018年のFDI(外国直接投資)過去最高の191億ドル。1、2月新規・拡張計33億ドル(+58%)と記録的な伸び。世界経済の減速懸念を払拭する勢いだ。かねて、三谷産業(8285)を中長期後押し。1994年ベトナム国営関連企業と合弁で技術移転による事業基盤づくり四半世紀。南北で化学品・樹脂エレクトロニクス・情報システムなど事業拡大。延べ200億円レベルの規模に育てた。これから10~20年事実上回収期。ベトナム関連事業子会社20、社員約4000人、同国8位という。6事業連携によるもので化ける公算大。「良品しか作らない」ものづくりでメーカーを支えている。
 13日の日経平均213円安。大引け2万1290円。TOPIX1592(-13)。東証一部の出来高12億2500万株、売買代金2兆1500億円。値上がり411(値下がり1648)。6月限が2万1050円(-1.31%)の引け。夜間取引1140円、シカゴ円建て1130円。ダウ先物も2万5586ドルとまちまち。10年債-0.050%(-0.015)。米10年債2.617%(+0.015)。マザーズ指数の引け939.70(+0.93%)。確りしている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。プラスワンの急先鋒ベトナム。どんなドラマより現実の方が面白いという。(了凡)