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企業レポート

4Q追い込み ヨシタケ   1月19日 (2012.01.18)

2月第2週にわかる

トンネルの先が見える状態

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ヨシタケ(6488・JQ)は1、2Q堅調。3Qタイ洪水のため代替生産。4Q追い込み。次期1、2Q本格回復の見通し。昨年10月4日からタイのアユタヤ県サハラタナナコン工業団地にある100%連結子会社ヨシタケ・ワークス・タイランド被災によるもの。12月7日水が引き復旧、復興作業急ピッチ。本社、小牧ほか現地でも1週間後レンタル生産で急場しのぎ。次第にバランスを取り戻した。タイの特損は未定だが、確定すると保険金が支払われ相殺勘定。次期は東日本の震災とタイ洪水に伴う特需が鉢合わせになることも考えられる。このため、きびしい情勢にかかわらずトンネルの先が見える状態。年明けも前向きな対応が目立つ。タイ関連は外部顧客と内部取引を含め連結売上高の1割強だが、北米が意外に堅調で思ったより明るい。震災直後は国内で一部パーツ調達が困難になったが、6月稼働し7、8月上乗せ。在庫積み増しもあり概ね予想通りの折り返しなった。品質に定評があり、TSC(テクニカル・セミナー・センター)のエッセンスを満たすキャラバンカー健在。バルブを通して流体制御のベストソリューションを提案している。3Q発表は2月第2週の予定だが、落ち込んだところで4Qないし次期1、2Q持ち直す見込み。タイと同じ100%連結子会社カワキ宏洋サンテックも健闘しており問題ない。2027年リニア名古屋開業を手掛かりにインフラ整備も支援材料。長期にわたるスケールで大口受注も考えられる。

2012年3月期(連結)は、昨年11月14日以来開示困難なった。当初予想は売上高62億2000万円(4%増)、営業利益5億6000万円(18%増)、経常利益7億2000万円(24%増)、純益4億7000万円(46%増)の見通し。2円増配し期末25円配当の予定だった。2月第2週にわかる。18日572円(1株当たり連結純資産1194円)の気配だが、今年後半から上昇運だけに面白い。今でも90年10月の上場来高値4150円が語り草になっている。

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