岐路迎え待ったなし 終わりの始まり買いパニックも (2019.01.29)
週明け反落。日経平均小陰線の引け。後場、前場の安値を下回った。1ドル109円台前半に振れた円高が主因。為替に連動する先物売りという。FRBの出口政策見直し、米政府機関閉鎖一時解除によりドルの売り持ち解消。29日から本格化する決算発表や月末に集中するイベントを控え模様眺め。5日移動平均線2万0642円を尻目に陽の陰はらみだ。戻りを試すのに変わりない。東証33業種のうち電機を除き32値下がり。ディフェンシブ関連も見送られた。1月末から2月岐路。待ったなし。1月28日発売の週刊東洋経済が「株価崩落に備えよ」を特集。マネー収縮に加え米中経済減速を警戒せよという。女性記者がFRBの利上げと資産圧縮によりマネー巻き戻しをまとめ大半織り込み済み。昨年10、12月から2月にかけて三段下げ。「バブル崩壊」に困惑の内容だ。年明け3日、1分で1ドル4円急騰した仕掛けの円高。みずほ証券の「経済物理学モデル」により1月末の臨界点を検証する場面。天王星84年、同おうし座入り7年周期のアノマリー(理論で説明できない現象)に見合うものだ。米中対立やブレグジットにアングロサクソンミッション終焉のメッセージまで加味すると現実に近い。しかし、終わりの始まり。日本が1990年バブル崩壊から7年後金融危機を迎えたように、中国も2015年から同様に持ち堪え米国と共倒れの経緯。ガイアの法則によると、これから6年で現体制が崩壊するといわれる。仮に、1月末から2月株が崩落したところで「バブル崩壊」にあたらない。22~25日のダボス会議。昨年と打って変わり主要国エリートが精彩を欠いた。1年前の大風呂敷が手詰まりに追い込まれ、逆回転しているためだ。各国の自業自得により助長され、意気消沈が目立ったという。日本は、第2次大戦の敗戦国で欧米や中露、南北朝鮮とも一線を画し、口出しできないところがミソ。利害を棚上げすると、米中が3月の交渉期限まで新たな関税をかけず、英国もやり繰り算段で混乱なくEU離脱に持ち込めば済むこと。世界中、買い戻しでパニックも考えられる。ハイテクにこだわると、5G(第5世代移動通信システム)やIoT、量子コンピューター実現を前に天井を打つわけがない。日本の場合、米国4強FAGAに追随し■■■(****)や■■■■(****)が本格的な設備投資を表明したばかり。にわかに特集を組み、株価崩落に備えるほどでない。万一そうなっても待機マネーが容赦しない。日本は欧米や中露、南北朝鮮、新興国にとっても必要欠くべからざる存在という。
28日の日経平均124円安。大引け2万0649円。TOPIX1555(-10)。東証一部の出来高10億6500万株、売買代金1兆8700億円。値上がり560(値下がり1498)。3月限が2万0640円(-0.67%)の引け。夜間取引0610円(-0.15%)、シカゴ円建て0605円(-0.91%)。ダウ先物も2万4568ドル(-0.52%)と甘い。10年債-0.005%変わらず。米10年債2.745%(-0.002)。上海総合が2596(-0.18%)で引けた。マザーズ指数の引け949.65(-1.89%)。頑強に見える。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。大国は小国に勝てない。中国が大きくなればなるほど、日本に味方する国が増えるという。(了凡)