証券ビュー

アンコール伊勢町

米中去り日本の出番 アジア好機オンリーワンものにせよ (2019.01.21)

  前週末3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。25日移動平均線2万0576円を抜けた。中国副首相が30、31日訪米し米財務長官や同通商代表らと通商協議。米中歩み寄りを伝えられたもの。17日ダウ162ドル高、18日同336ドル高が物語るもので、昨年10月3日の最高値2万6828ドルから12月24日安値2万1792ドルまで5036ドル下げ、17日半値戻し2万4310ドルを突破した上、18日61.8%戻し2万4904ドルまで198ドルに迫った。21日休場(キング牧師誕生日)のため、煽りを受けた買い戻しが3連休前に入ったという。歩み寄りについて、中国側が2024年までに対米黒字をゼロにする提案。米国側は財務長官と通商代表の意見に食い違いがあり、18日トランプ氏の一部政府機関閉鎖解除に向けて19日重大発表(日本時間20日午前5時)「国家非常事態宣言」も取り沙汰された。日経平均先物によると、18日大証の引け2万0630円(+1.38%)に対し夜間取引0920円(+1.41%)、シカゴ円建て0930円(+2.12%)。ダウ先物も2万4737ドル(+1.71%)とミニ買いパニック。週明け約300円上鞘となりポジション調整につかまりそうだ。ミクロで昨年12月高安値の半値戻し2万0823円が中心値。マクロでは、同10月高値と12月安値の同2万2709円が生命線。年明け早々踏ん張りどころだ。企業の決算発表を通じて戻りを試すとみられ、21日IMF世界経済見通し、23日の日銀政策決定会合・展望リポートが新たな材料。一部で日銀のETF買い入れ比率変更が流れている。15日述べたように、2016年6月24日のブレグジット暴落がヒント。たまっていた円売りポジションが一掃され、時間をかけてドル高円安基調に戻した経緯によるもの。1月3日、僅か1分で1ドル4円急騰した仕掛けの円高が前触れ。主要メディアの根強い円高説を一掃するもので、3月29日ブレグジット本番に有効。欧米の構造問題が旧宗主国の移民・難民を根底に先送りの限界を迎え、日本の対応を問われる場面。84年周期で1934年(満州事変3年後)と1850年(ペルー来航3年前)に匹敵し、11年後終戦、17年後維新を迎えアップデート。似て非なるケースであれ脱皮が見込まれる。ニューズウィークによると、米中去って日本の出番。今年、東南アジアが好機という。アセアン全体のGDPがロシアの倍で1人当たり平均4500ドル。自動車ブーム到来に不可欠な5000ドル目前が現状。米国が保護主義なら中国も外貨準備減少でAIIB鳴かず飛ばず。消去法で日本の出番がやってくる。18日、2030年にアジアのGDPが世界の35%と述べたばかりだ。1月末から2月岐路。オンリーワンをものにせよ。
 18日の日経平均263円高。大引け2万0666円。TOPIX1557(+14)。東証一部の出来高11億5000万株、売買代金2兆1500億円。値上がり1538(値下がり525)。10年債0.010%(+0.005)。米10年債2.786%(+0.040)。上海総合が2596(+1.42%)で引けた。マザーズ指数の引け950.60(+1.36%)。様相が変わった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。遠からず■■■■■(****)を送り出す予定だ。(了凡)