10連休前後折り返し 伸るか反るか正念場がやってくる (2019.01.18)
反発して始まり続落。日経平均小陰線の引け。並び黒になった。前日ダウ141ドル高に小幅円安が追い風。「機械仕掛け」の2万円相場に腰が引けた模様。ゴールドマン1社でダウ約120ドル持ち上げた挙げく、米政府機関一部閉鎖により経済関連指標の発表繰り延べも響いた。このほか、英議会メイ内閣不信任案を否決、米政府ファーウェイ捜査など伝えられ模様眺め。売買代金が昨年9月以来4ヵ月ぶり2兆円割れ。今年最低になった。並び黒が戻り売りのかたまり。25日移動平均線2万0609円に阻まれたもの。昨年12月、米長短金利が逆転し釣瓶落とし。戻りも儘ならない。主要メディアの米景気減速、後退報道など過剰反応に明け暮れた。年末年始ポジション調整が一巡し、米国を口火に決算発表が突破口と述べたばかり。このありさまだ。結論からいうと、長短金利逆転から景気後退まで平均15ヵ月。米国の失業率が49年ぶり低水準で平均時給も3.1%増(昨年12月・前年同月比)。今後トランプ氏再選に向け再びテコ入れが見込まれる。米中通商協議の期限3月1日。英国のユーロ離脱同29日を目安に持ち直す見通し。乱高下を持ち越し三角もち合い下放れ。瀬戸際まで米中対立を織り込み、主要国のボイコットに耐えかねた中国が譲歩。米国の強硬策一服を仮説に立てた。1月末から2月、日経平均の昨年12月安値1万8948円よりダウ同安値2万1792ドル割れが転機。下げ3波が見込まれ、その後半値戻す見立てだ。試算すると、5月の改元前に2万1698円。その後、2万2347円が戻りの目安。売り方の買い戻しによるもので、GW10連休前後折り返し。一度神輿を下ろすところだ。英国金融大手スタンダード・チャータードによると、早ければ2020年に米国が世界ナンバーワンの経済大国から転落。中国に明け渡すとインドにも抜かれ、2030年までにアジアのGDPが世界の35%を占める見通し。購買力平価と名目GDPの組み合わせによるもの。2018年同GDPが28%(10年20%)を数え、ユーロ圏と米国の合計に等しいという。30年には世界トップ10のうち6つがアジアの国といわれ、道理で米中譲れないわけだ。84年と7年周期の天王星・おうし座のデータにも共通するもので興味深い。一つ間違うとサッチャーで持ち直した英国がブレグジットに追い込まれ、過去数十年中国に入り浸ったドイツもゆでガエル。ウィン・ウィンのはずがつかまり、中国が2度勝つジョークまで伝えられる。日本は年明けアップルショックを浴びて目が覚めた。オンリーワンに徹し適応するほかない。
17日の日経平均40円安。大引け2万0402円。TOPIX1543(+5)。東証一部の出来高11億4800万株、売買代金1兆9700億円。値上がり1366(値下がり682)。3月限が2万0350円(-0.39%)の引け。夜間取引0260円、シカゴ円建て0240円。ダウ先物も2万4079ドルと甘い。10年債0.000%(-0.005)。米10年債2.717%(-0.008)。上海総合が2559(-0.42%)で引けた。マザーズ指数の引け937.80(+1.86%)。とても収まらない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。伸るか反るか正念場がやってくる。(了凡)