証券ビュー

アンコール伊勢町

今年が肝腎な第一歩 着地を決める無秩序の中の調和 (2019.01.07)

 発会続落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。米国時間3日ダウ660ドル安によるもので、4日746ドル高を受けシカゴ円建て2万0080円。大証先物の引けを600円上回った。7日、高寄りの公算が大きい。年末年始休場中、米国株の乱高下に翻弄され着地が儘ならない。4日、米中次官級通商協議(北京)が7、8日と伝えられ、財務省と日銀、金融庁そろって情報交換会合。消費増税を控え株安が水を差すとみられ、予想を上回る米雇用統計(昨年12月)とFRB議長の引き締め修正発言が助け舟。発会が1年を総括している。昨年10月から3ヵ月で今年前半の世界景気減速を織り込み、事実上1~3月に後半の回復を打診する場面。テンポが上がってきた。昨年5月から11月までお試し期間。今年3月本格化を迎えるためで、炎上したグローバル化が逆回転。米利上げなし、米中取引、英国EU残留など大胆な予想も飛び交っている。白か黒か、善か悪の二分法でなく、改革による繁栄か現行のまま衰退するか問うものでカウントダウン。何も決まらない。コントロールできるか試練が始まった。4日、一時10年債-0.050%、3日同米10年債2.370%と記録的な低水準。日銀の許容レンジ-0.2%といわれ悩ましい。日経平均の下ヒゲ1万9241円も気になるところで、25日移動平均線2万1189円との乖離7.68%(売られ過ぎ5%)、騰落レシオ72%台にも値ごろ感。売りも買いも助からない半値押し、半値戻しを過不足の中間点に進むほかない。リーマンショック後、世界経済が中国4兆元(約50兆円)と米国4兆ドル(約470兆円)の債務・緩和マネーによってやり繰り10年余。昨年の米金融引き締めで転機を迎え、逆回転のシグナルしばしば。瀬戸際で「北朝鮮バブル」も流れ始めた。背に腹はかえられず北と南が経済開放。金正恩氏が動き出した模様。だからといって、大韓航空に魅力なく日本にとって独立変数が多過ぎる。おのずと従属変数も収束困難。日経平均先物でも解決できない。あるとすれば、仮想通貨によるマイニング、ブロックチェーン。隠れたお年玉銘柄■■■■■■(****)に限る。2023年ゴールド3000ドル説より身近に映る。このほか、トランプ氏の知恵袋バノン氏政権復帰、在韓米軍撤退、時間切れ英国EU離脱(3月29日)など億劫な材料。安倍内閣の長期政権化もそうで、遅かれ早かれ自ら矛盾により崩壊する時が必ずやってくる。その時どうするか。五木寛之氏(86)のように、いつまでも登山の意識で成長していられない。いかに下山するか考えないと着地できない。天王星の公転周期84年。おうし座入り7年後に答えがわかる。今年が肝腎な第一歩だ。
 発会の日経平均452円安。大引け1万9561円。TOPIX1471(-22)。東証一部の出来高15億5100万株、売買代金2兆7700億円。値上がり598(値下がり1475)。3月限が1万9480円(-1.81%)の引け。夜間取引2万0100円(+3.18%)。ダウ先物2万3384ドル(+3.20%)と確り。10年債-0.040%(-0.035)。米10年債2.666%(+0.102)。上海総合が2514(+2.05%)で引けた。マザーズ指数の引け827.33(+1.85%)。愁眉をひらいた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。量子力学では、無秩序の中の調和が基本原理という。(了凡)