米国発とんだXマス 来年1月末あく抜け説腹くくれ (2018.12.26)
3連休明け続落。日経平均中陰線の引け。全面安になった。米国発によるもので、24日ダウ653ドル安。Xマス前日で短縮取引のほか、国内も年内受渡最終日にあたり売りパニック。安値引けだ。10年債0%、1ドル110円台の円高に跳ね返りてんやわんや。とんだXマスになった。25日NY休場、Xマス明けで買い戻しが予想されるものの収まらない。24日、VIX恐怖指数が36.07(+19.79%)に急伸し危険な水準。数週間調整が必要という。25日移動平均線2万1492円との下方乖離10%超。売られ過ぎに違いないが、10月まで買われ過ぎも確かで、日経平均2万円割れをとやかくいっても始まらない。10月のダウ最高値2万6288ドルから24日まで19%押し。2割押しを目安にベア相場(弱気)といわれ、年内戻しても年明け持ち越し。黄金分割で探ってみると、1万9412ドルがボーダーライン。売り方が10月早々踏んだあと、買い方の投げも尾を引きそうだ。トランプ政権が制御機能を取り戻すまで時間がかかる。原油先物が1年半ぶり42ドル台に落ち込み44.7%押し。つける薬がない。主要産油国が来年1月から協調減産といいながら、12月米国やロシアの生産史上最高。世界経済の減速、後退懸念から3年ぶり20ドル説も根強い。18~19日FOMC後、米10年債と2年債の利回り格差が0.1%を割り込み、逆イールド合併症も見られたという。走るどころか歩くのがやっとの地合い。はって新年を迎える事態も考えられる。みずほ証券によると、経済物理学モデルで計算した臨界点が来年1月末という。最悪のケースを織り込み、あく抜けに相当する。このため、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など買い場探し。■■■■■■■(****)出番待ち。10年がかりだ。米国並みに日経平均5万円、10万円説を叩き込み黙々筆を進めている。10月から主要メディアがネガティブな論調に明け暮れ、来年1月行き過ぎた分ポジティブに修正。半値押し、半値戻しをベースに困難を乗り切る構えだ。天王星の84年周期に与するもので、年末年始から来年3月本格化までパートナーを吟味する場面。トランプ政権が市場の警告を受け入れると一変する。日経平均先物によると、大証の引け1万8970円(-5.39%)に対し夜間取引8890円(-0.42%)と甘い。米国休場でシカゴ円建て、ダウ先物も動いていない。トランプ氏は「FRBが問題」と酷評し、民主党も政府機関一部閉鎖に解決困難と開き直った。こうなると、株安により設備投資が引っ込み、信用力低下で自社株買いの原資も目減りするという。ドイツが米中にも足を引っ張られ、日本自ら乗り切らないと厄介なことになる。
25日の日経平均1010円安。大引け1万9155円。TOPIX1415(-72)。東証一部の出来高17億1600万株、売買代金2兆6100億円。値上がり27(値下がり2096)。10年債0.010%(-0.025)。米10年債2.734%(-0.052)。上海総合が2504(-0.88%)で引けた。マザーズ指数の引け757.02(-6.66%)。凄まじい。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)のみ。オール三菱の砦にあたる。2月6日1071円安に次ぐ日経平均1010円安。来年1月もう一度覚悟した。反動高も大きい。腹をくくるところだ。(了凡)