バブル崩壊笑止千万 株価急落により息の長い景気拡大 (2018.10.26)
さらに、全面安。日経平均中陰線の引け。窓を空けて下放れた。起き抜けダウ608ドル安を受けたもので、納得する売り材料が見当たらず、後場換金売りが広がった。前日NYで中国関連のキャタピラーやスリーエム、ボーイングのほか、TI(テキサス・インスツルメント)をはじめ半導体関連も売られ、後場システム取引の売りを呼び込んだという。25日移動平均線2万3223円との乖離が8%超となり自律反発目前。当面、3月28日の安値2万347円を下値に窓埋め1911円が上値の目安。25日の満月がターニングポイントになった。同日、緊急地震警報が出た模様で、与那国島と台湾の中間点あたりを震源にM6.3。17日、三重県中部同3.4と並び前触れ。台風26号も急速に発達し西進。週末沖縄に影響が出る見込みだ。前日述べたように、2月のダウ暴落12%にひきかえ、10月これまで同8%超にとどまり、来年20%腹をくくった。11月末、米中首脳会談がアルゼンチン(G20)で開かれリターンマッチ。事態が一変する公算もある。米国が IT、住宅に続ぐFRBバブルで延命。本尊筋の既得権温存に対しヒラリーやオバマ、ソロス氏のほかCNNタイムワーナー、前CIA長官など爆発物が届いたという。米国の経済統計からウォール街のレバレッジが3倍程度といわれ、日本にバブル崩壊のトラウマが抜け切れないところから一時的なとばっちり。株価急落により日米で息の長い景気拡大が見込まれる。日経平均先物によると、大証の引け2万1270円(-3.45%)に対し夜間取引590円、シカゴ円建て570円。ダウ先物も2万4842ドルとすかさず買い戻しが入っている。10年債0.110%(-0.020)、米10年債3.129%(+0.022)を見ても問題ない。米国経済のファンダメンタルズが自動調節機能を果たしているという。まして、米株高に追随した日経平均が10月2日2万4448円を高値に25日1269円まで3179円(13%)下げ、「バブル崩壊」など笑止千万。前日、じり貧には粘り腰。個別企業に活路と述べたばかりだ。インフレ懸念が米10年債を押し上げ、2月に続き割高を修正したと考えられる。これまでファンドの運用不振が伝えられ、処分売りがどっと出たのも一理ある。株価のファンダメンタルズが安定性を増しただけに、連れ安した日本株に買いが入るのも時間の問題。日銀が金融引き締めに入るはずもなく、誰しもリーマンショック再来を望まない現状から、日米そろって景気拡大が過去最高になるよう舵を切るとみられる。11月までお試し期間。週末、来週明け急反発が予想される。
25日の日経平均822円安。大引け2万1268円。TOPIX1600(-51)。東証一部の出来高16億4100万株、売買代金2兆9800億円。値上がり34(値下がり2072)。上海総合が2603(+0.02%)で引けた。マザーズ指数の引け900.16(-6.36%)。正念場だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)のみ。軒並み安に見舞われた。しかし、夜間取引で指数先物が一段高な上、PTSも値上がりが目立ち明るい。むしろ、割高が修正され7~9月期決算発表にかけて半値戻し。2万2858円まで約1600円高。相当なリバウンドが予想される。■■■■■■■(****)や■■■■■■(****)、■■■■■(****)に■■■■■■■■(****)。■■■■(****)も意外高が見込まれる。(了凡)