米中消耗戦しのぐ知恵 太陽黒点ゼロで新世界秩序決まる (2018.10.23)
週明け反発。日経平均中陽線の引け。後場伸び悩んだ。市場エネルギー拡散によるもので、トランプ氏の追加減税検討や米国が旧ソ連と結んだINF(中距離核戦力)廃棄条約離脱、上海総合2654(+4.09%)など消化難。21日、沖縄の那覇市長選でも与党敗北が伝えられ、大半アルゴリズム(自動売買)の反応という。引け200日移動平均線2万2498円を上回ったが、19日空けた窓を埋めた程度。東証一部の出来高11億3500万株、売買代金も2兆1000億円に過ぎず、腫れ物にさわる地合い。当面7~9月期決算発表、26日の日中首脳会談、11月6日米中間選に向けて日柄整理。個別物色の公算が大きい。このうち、日中首脳会談が訪中実現の時点で成功といわれ、中味にこだわっていない模様。せいぜい、金融危機のスワップ(通貨交換)上限3兆円規模。5年ぶりに再開され協定失効前の10倍になる見込みだ。23日が日中友好条約40周年にあたり、中国にとって渡りに船。米中関係を棚上げしリップサービスが関の山という。芸のない話で欧州も「日本と組むしかない」気配。20日、パリの日仏首脳会談でそう伝えられた。日本に何ができるか不明で煮ても焼いても食えない材料。11月までお試し期間。中締めにさしかかる。米中間選後が焦点。下院で共和党が苦杯をなめようと、民主党も打倒中国に染まり、トランプ氏より議会の本音に近いという。このため、米中対立長期化。消耗戦をしのぐ知恵が求められる。日経平均先物によると、大証の引け2万2630円(+0.44%)に対し夜間取引610円、シカゴ円建て625円。ダウ先物も2万5476ドルと先高感に乏しい。原油や金先物、ビットコイン円など曲がりなりに小康を保っている。22日述べたように、来年4月太陽黒点ゼロの見通し。ものにもよるが経済活動の落ち込みが予想され、84年ぶり戦後体制刷新を巡るクライマックス本格化。米中間選と前後して半年か1年、数年を先取りする相場がやってくる。84年に168年、252年前までたどれば済む話。84年前の1934年5・15~2・26事件。168年前の1850年黒船来航直前。252年前の1766年田沼意次の時代。いずれも7年続き天変地異がつきもの。波乱万丈そのものだ。諸悪の根源が太陽にあり、黒点がゼロになるタイミングで新世界秩序が決まるという。10月から半年カウントダウン。あらゆる困難を前向きに受けとめ、消化吸収するほかない。幸い、消去法で日本のポジションよし。バブル崩壊29年、リーマン後10年しのいだだけに欧米や中露と一線を画した場面。米国ひとり勝ちの反動が日本に跳ね返るか正念場。踏ん張りどころだ。
22日の日経平均82円高。大引け2万2614円。TOPIX1695(+2)。値上がり1216(値下がり792)。10年債申さず。米10年債3.197%(+0.008)。マザーズ指数の引け981.35(+0.006%)。踊り場とみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。太陽黒点ゼロを不如意と受け取る向きもある。(了凡)