11月6日を潮目に調整 今後半年ディフェンシブ関連最右翼 (2018.10.10)
3連休明け下振れ。日経平均小陰線の引け。9月19日空けた窓2万3481円を埋めた。9日早合点して述べ目測を誤まったが、25日移動平均線2万3343円も下値の目安。大筋8~9月踏み10~11月投げが需給によるもの。週末SQ算出に向け日柄整理とみられ、来週明け尾を引く公算もある。7日に中国人民銀が預金準備率を15.5%から1%下げ景気支援策を打ち出したが、8日の国慶節明け上海総合2716(-3.72%)。9日も2721(+0.17%)にとどまり警戒感が強い。このほか、米10年債がアジア時間で一時3.25%台に上昇。東証の現物売買システム「アローヘッド」でシステム障害が発生し、機会損失の声が聞かれたのも3連休ゆえだ。よりによって、IMFが2018年の世界経済見通しを3.7%に下方修正。7月から0.2%下げた上、米政権の貿易戦争次第で19年以降最大0.8%下振れを警告した。日本の場合、18年1.1%で7月から0.1%上方修正。19年0.9%据え置きという。今週末から米国の7~9月期決算発表を控え、主力の1株利益が2割伸びるといわれるが、このうち1割が法人税引き下げによるもので19年剥落。賃金や物流、金利の上昇もばかにならないという。対中追加関税の影響にも触れ、19年1~3月期まで中国から全輸入品に25%かかる旨の予想も有力。10~11月売りに分がある。米中間選(11月6日)を潮目とみているためで、仮想通貨の市場低迷につながった。7月までマイニング(採掘)報酬が増加したものの8月に減少し9月から横ばいという。道理で■■■■■■(****)が8~10月550円どころでもみ合い。伸び悩んでいる。医薬品や電力、ガスなどディフェンシブ関連が比較的確り。関係分の■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など底堅い。世界のファンド業種別保有ウエート推移によると、今後半年アンダーパフォーム(指標を下回り割安)の最右翼。米中貿易戦争や新興国通貨安、米利上げなど動じない。米朝再会談然り。中長期に向いている。例えば、4日明らかになったペンス米副大統領のハドソン研究所における中国に関する演説。原文A4で17ページの大作という。米中関係が経済的に切れると限らないものの、米国は中国が態度を改めるまで断固戦うという内容。トランプ氏の「習近平氏がもう友達ではない」旨伝えられ、新たなフェーズに入ったという。日本の対応も問われるところだ。その点、東日本大震災を予言した市井(しせい)の人が、1986年に出した本の中で日本人は恐怖の男・安倍首相がもとで雑草を食うことになるという。現在、米国の大農業が確実に駄目になっているそうだ。
9日の日経平均314円安。大引け2万3469円。TOPIX1761(-31)。東証一部の出来高15億6800万株、売買代金3兆300億円。値上がり247(値下がり1823)。12月限が2万3470円(-1.47%)の引け。夜間取引340円、シカゴ円建て350円。ダウ先物も2万6396ドルと甘い。10年債0.155%(+0.010)。米10年債3.246%(+0.016)。マザーズ指数の引け1000.09(-2.14%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。今回の異常気象、太陽が主因で手の打ちようがない。17世紀前半マウンダー小氷期に相当し、10年刻みで世界の食糧生産が落ち込むという。(了凡)