月末にかけて意外高 トランプ氏のオーバーロード作戦 (2018.09.20)
さらに続伸。日経平均小陰線の安値引け。4連騰で1105円上げた。18日ダウ184ドル高を受けたもので、19日上海総合の引け2730(+1.14%)。3月安のほか、米中貿易戦争やトルコリラ急落など売り叩きの買い戻しが顕在化した。18日、一時ダウ最高値2万6616ドル更新まであと300ドルの水準。米国も胸突き八丁とみられる。日経平均先物によると、大証の引け2万3520円(+1.03%)に対し、夜間取引580円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6307ドルと強含み。20日自民党総裁選、21日の日米貿易協議を加味して高値整理と考えられる。上放れ直後やれやれの戻り売りをこなし、25日移動平均線2万2643円と上方乖離率4.54%。買われ過ぎの目安5%に接近した。過熱感を解消すると、再び2万5000円挑戦。グローバルマネーが割高な米国株から日本株にシフト。月末の沖縄知事戦に向けて追い風となりそうだ。需給好転を足場に理想買いが見込まれる。仮に総裁選後消費税引き上げが見送られ、沖縄で与党候補が当選すると大踏み。10、11月反動安と述べた通りだ。高値更新に油断するな。前週末5たび2万3000円に挑戦。突破したことから理外の理、漁夫の利ともいわれ独歩高になった。日米貿易協議で米、麦、砂糖など農産品5品目を除き米中貿易戦争の影響を差し引きしたもの。米中とも必要な製品を日本で調達するケースが増加する見込み。中国でアメ車が不振な一方、日本車が好調という。気になるのが米国の台所事情。これまでにない剣幕で中国を叩いている背景。受け売りだが、トランプ氏のオーバーロード作戦(1944ノルマンジー上陸)といわれる。連邦政府のやり繰りが困難をきわめ、逆手にとってデフォルトを演出。万一の場合、国際緊急経済権限法が発動されるという。大統領が米国の安全保障や経済を脅かす重大な事態が海外で発生したと判断した時、サインひとつで在米資産全て無期限で凍結できる。15日伝えられたロン・ポール氏(83)の発言然り。米ドル崩壊、銀行制度破綻、金融戒厳令が進行中という内容。若干補足すると、連邦税収がもうすぐマイナスになり、次の危機が予定通り進行している。あらゆる市場でバブルが膨れ上がり、多くの大手銀が預金の1%しか現金を保有していない。2050年までに世界の年金が400兆ドル不足(世界のGDPの4倍)し、このままの状態を維持することができない。2010年から警告が通説になり、「連邦準備銀行を廃止せよ」で知られる。10~11月の反動を踏まえ、お試し期間が来年3月本格化のベース。高値更新でも気を抜けない。
19日の日経平均251円高。大引け2万3672円。TOPIX1785(+25)。東証一部の出来高16億200万株、売買代金2兆9600億円。値上がり1775(値下がり279)。10年債0.120%(+0.010)。米10年債3.058%(-0.001)。マザーズ指数の引け1030.38(+0.38%)確りしている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。月末にかけて意外高の公算が大きい。(了凡)