証券ビュー

アンコール伊勢町

ボックス圏右肩上がり 世界中が決勝トーナメント入り (2018.09.13)

 3日ぶりに反落。日経平均小陰線の引け。ボックス圏にとどまった。14日にメジャーSQを控えポジション調整売りが主因。前日SOX指数が1361(-1%)をつけ、上海総合の続落も足を引っ張った。しかし、日経平均の25日移動平均線2万2487円と75日線2457円が収斂した上、米中関税応酬やトルコリラ急落が重なった7~9月下値を切り上げており前向き。52、26週線に13週線も右肩上がりだ。20日自民党総裁選から11月米中間選までイベント続きだけに、10年前リーマンショックの裏をかく動きが予想される。弱気が尾を引いているためで、5たび2万3000円挑戦。2万5000円説も消えていない。現在、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる印象。11月までお試し期間とみられる。バロンズによると、米国株の時価総額27.8兆ドル。2009年3月をボトムに337%増。S&P500の上昇がFRBとECB、日銀による金融緩和で4兆ドルから15兆ドルに拡大したのに比例。国債中心の債券バブルが株高を促したとみられ、FRBによる金融引き締めの影響で1、2年後衝撃が訪れる。中国は米国と全面的な対立を回避するという。面白い見立てで興味深い。1929年の大恐慌でダウが元のサヤに収まるまで25年要したのにひきかえ、今回主要3指数が最高値を更新し今もピーク圏。落とし穴が待っているわけだ。11日、ロシアが極東で冷戦後最大の軍事演習(中国初参加)を始めたと伝えられ、北朝鮮の核実験を加味すると1962年のキューバ危機をほうふつさせる。当時の米大統領がケネディ(在任1961~63)で、旧ソ連が10~11月キューバに核ミサイル基地を建設することがわかり米軍がカリブ海を封鎖。緊張が高まり核戦争寸前までいった。その後、レーガン(1981~89)がSDI(戦略防衛構想)をぶち上げ旧ソ連崩壊。さらに、トランプ氏(2017~)が登場しこれまでにないロシア・中国叩き。いよいよ戦後のクライマックスがやってくる。5月に天王星がおうし座入りした7年後決着がつくといわれ、ロシアが中国のほかモンゴルと組み日米韓を牽制。東シベリアで大規模な「ボストーク2018」。10~13日ウラジオストクの「東方フォーラム」と隣り合わせだ。ショーに違いないが、暗に共産党独裁政権崩壊の前触れ。来年3月から本格化する見通し。ロシアや中国、モンゴルはおろか米国、欧州も日本取り込みを狙っている模様で、前日述べた日本株買いの情報を軽々しく受け流しできない。首相が騙されないことを願っている。
 12日の日経平均60円安。大引け2万2604円。TOPIX1691(-7)。東証一部の出来高14億5800万株、売買代金2兆3600億円。若干膨らんだ。値上がり548(値下がり1496)。9月限が2万2620円(-0.13%)の引け。夜間取引650円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6015ドルと小動き。10年債利回り0.110%(+0.005)。米10年債2.958%(-0.022%)。上海総合が2.656(-0.32%)で引けた。マザーズ指数の引け999.70(-1.71%)。次の足固めだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。バブル崩壊30年、リーマン後10年を通じて世界中が決勝トーナメント入り。日本がいいポジションにつけている。(了凡)