9月に2万5000円 戦後の延長上で説明できない場面 (2018.08.31)
高寄り後一服。日経平均小陰線の引け。仕切り直しだ。5、6、7月に続き4度目の2万3000円挑戦に失敗。旬日を目安に8月24日の窓埋め2万2601円が見込まれる。米中貿易戦争にトルコリラ急落を受けたもので、腫れものにさわる地合い。薄商いもやむを得ない。トランプ氏が北朝鮮の非核化を巡って中国を非難し、米韓軍事演習再開をほのめかした経緯から中長期化。9月9日の北朝鮮建国70周年が新たな手掛かり。今週中にカナダが米国と2国間NAFTAに合意しても気休めに過ぎない。来月リーマンショック10年を迎え、主要メディアが金融危機再来を警告しても上滑り。逆に、2万5000円挑戦説が伝えられ新鮮。30日一時2万3032円をつけ、出来高13億9900万株、売買代金も2兆6300億円に回復した。一方、マザーズ指数が1040.34(+1.04%)で引け、売買代金1151億円に膨らんだことも支援材料。9月に何か起きる前触れだ。日本時間早朝、日経平均のシカゴ円建てが一時2万3135円まで上昇。米・カナダ合意のほか日本に漁夫の利も見え隠れ。9月20日自民党総裁選後、新総裁が新たな政策を打ち出すとみられ、外資の間でくすぶっている。同30日、沖縄知事選で中国のサイバー介入が伝えられ、玉城デニー氏(58=故翁長氏の後継者)の劣勢が明らかだけに与党勝利を好感する流れになった。需給関係から8、9月踏み10、11月投げと述べた通りだ。面白いのが週刊エコノミスト。9月4日号に米国の景気後退まであと2年と先手を打った。これまで長短金利逆転、ISM製造業指数50割れが根拠。1989、2000、06年3回にほぼ共通するもので、景気拡大最後の2年に上がる株、下がる株まで指南。前半に半導体をはじめ景気敏感セクター、後半にはヘルスケア、生活必需品などディフェンシブ銘柄が買われたという。同誌1923年創刊で堅いが、もっともらしく外れるので定評がある。バブル崩壊に共通するデータに違いないが、今回5月16日天王星おうし座入り7年後の序盤。1848年から数え84周期の3本目。戦後70年以上続いた体制が一変するとあって、あと2年も雌雄が決まる7年後(2025年)の3分の1。AIやIoTの浸透により戦後の延長上で説明できないことが多い。例えば、ビットコイン。リーマンショック直後の09年誕生し来年10年。新たな金融危機に備えるもので、BISやIMF、世銀など国際金融システムに反旗を翻すもの。米中覇権争いを通じてモラルハザード(規律の喪失)が広がり、世界の中央銀行に対抗する「基軸通貨」としてスケールが拡大しそうだ。日本の場合、■■■■■■(****)が先頭に立たざるを得ない。
30日の日経平均21円高。大引け2万2869円。TOPIX1739変わらず。東証一部の値上がり1167(値下がり844)。9月限が2万2870円(+0.09%)の引け。夜間取引850円、シカゴ円建て870円。NYダウ先物も2万6084ドルと小甘い。10年債0.105%(+0.010)。米10年債2.878%(-0.004)。上海総合が2737(-1.14%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)がゴールデンクロス。来月楽しみだ。(了凡)