顕著になった指数離れ グローバリズム一巡個の世界広がる (2018.08.27)
前週末一段高。日経平均小陽線の引け。25日線2万2443円、75日線2466円も上回った。買い戻しによるもので、東証一部の売買代金今年3番目の低水準。週明け8月高値2万2800円を試す一方、一部過熱圏入りから25日線が下値のメドという。24日上海総合4ポイント高、NYダウ133ドル高を加味すると膠着状態。S&P7ヵ月ぶり、ナスダックが1ヵ月ぶり最高値を更新したものの、指折りの成長株に資金を集中する「バフェット流運用」が通じない模様。指数離れが顕著になった。成長株が一服する一方、割安株の低迷を物語るもので、新興国の台頭により世界中デフレが蔓延。10年前の金融危機を境に記録的な低金利が閉塞感をもたらした。1989年ベルリンの壁崩壊、91年旧ソ連崩壊により共産圏が一斉に市場経済シフト。中国も鄧小平の改革解放から40年でつかまった。現在進行中で仮説に過ぎないが、先進国の政府と中央銀行に対する不信が根底にある。前回述べた2009年のビットコイン誕生が有力な手掛かり。リーマンショックと引き起こした金融当局に反旗を翻し1%vs99%の戦い。ほどなく10年を数え、■■■■■■(****)を新タイプのヒーローに抜擢。市場のアップデートを促すものだ。銀行や証券、保険でもない新業態。国内でどんな金融最大手も真似ができないだけに4月から血統書つき。10年刻みで第2、3幕が上がる見通し。米中覇権争いのほか、国連や世界中の政府、中央銀行を相手に安心と安全、信頼性が決め手だ。8月に反転した■■■■■■■(****)然り。24日、157円引け。5日移動平均線が150円で25日線と並び、75日線160円を抜くとゴールデンクロス。延べ3年9ヵ月に及んだ調整が一巡する。25日付日経28・29面に「プレシジョン医療」の可能性を探る全面見開き広告。18日付同16面の全面に次ぐもので政府主導のプロジェクト(予算100億円)に昇格。2001年ヒトゲノム解読に3000億円投入した仕込みが実現に向けて動き出した。リキッドバイオプシーによるがん診断、副作用の少ない分子標的治療薬、遺伝子異常に基くネオアンチゲン療法、T細胞受容体導入T細胞療法の四つが骨子。政府のほか世界(日本)医師会、日本医学会、日本製薬団体連合会などオールジャパン編成。ひところ切り捨てた民主党や朝日新聞、医療の既得権団体など霧散霧消。数年で欧米を追い越しリードする構えだ。玉漁りが始まった様子で9月にS高も考えられる。半導体景気が踊り場を迎え、ネット関連大手の一服が幸い。バイオもリニア同様国策になった。半導体関連が第4次産業革命の主役に変わりない。11月にかけて再び■■■■■■■■(****)を拾うつもりだ。
24日の日経平均190円高。大引け2万2601円。TOPIX1709(+10)。東証一部の出来高9億8300万株、売買代金1兆7600億円。値上がり1497(値下がり515)。9月限が2万2590円(+0.80%)の引け。夜間取引600円、シカゴ円建て590円。NYダウ先物2万5807ドル(+0.53%)など小確り。10年債0.095%(+0.005)。米10年債2.811%(-0.016)。上海総合が2729(+0.18%)で引けた。マザーズ指数の引け994.60(+1.85%)。中間反騰とみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。グローバリズム一巡。個の世界が広がる。(了凡)