覇権争いに勝者なし ビットコイン誕生が有力な手掛かり (2018.08.24)
続伸で始まり小動き。日経平均小陰線の引け。正念場が定着した。デッドクロスした25日移動平均線2万2447円と75日線2465円に対し、200日線2404円を上回っているのが救い。週明け逆回転のうねり(第2波)が見込まれ、一通り織り込んだとも受け取れる。22~23日の米中通商協議や24日FRB議長講演にしても、ワシントンと北京発を通じて事前に活発な観測が流れ、11月6日米中間選までお試し期間。23日に米国が関税第2弾を発動したが、3月の鉄鋼・アルミをはじめ半年後に双方の影響がわかるといわれ消耗戦。11月に米中首脳会談を第三国で開催する触れ込みも時間稼ぎだ。貿易戦争を覇権争いに見立てたヘッジファンドが逡巡。消耗戦に巻き込まれ今秋再び持ち高解消売りという。昨年後半ゴルディロックス(適温相場)に馴染み、暮れ緩和縮小へ潮が変わり途転売りにつながった。中国の場合、時間稼ぎの間に洗いざらい景気対策を打ち出し、隣接するロシアや北朝鮮に欧州や日本にも働き掛け。早急に体制立て直しを図る模様。北戴河を乗り切りったといわれる習近平氏(65)。前途多難に変わりない。20日トランプ氏の発言で米国が人民元の為替操作を問題にしている旨明らかになった。一方、22日のNYダウ88ドル安。5日ぶりに反落した。FOMCの議事要旨で利上げ継続の姿勢がうかがえ売り圧力。住宅着工の落ち込みにかかわらず米経済好調。9月以降も強気で腑に落ちない。現在、どんな政策通もトランプ氏(72)に対し追加関税の応酬が間違いで米国に跳ね返る旨理尽めで説明しても聞く耳を持たないという。20日述べたように、5月16日天王星のおうし座入りをきっかけに7年後の序盤戦たけなわ。お試し期間中に大勢が判明する見通し。このところ反転が目立つ中小型や出遅れの水準訂正によるもので、事実上指数離れ。市場のアップデートを促し新タイプのヒーローが登場する見込み。国内外、№1かオンリー1の将来性を先取りするもの。米中覇権争いに勝者なし。政府と中央銀行に対する不信が根底にある。その意味で2009年のビットコイン誕生が有力な手掛かり。リーマンショックと引き起こした金融当局に反旗を翻すもので、ほどなく10年を数えることから■■■■■■(****)を紹介した。万一、中国が米国の「為替操作国認定」に至ればゲームオーバー。たちまち底が抜ける。ヘッジファンド買い戻しが一巡すると奈落。日本もそれなりにつき合わざるを得ない。週末、来週明け目を離せない。
23日の日経平均48円高。大引け2万2410円。TOPIX1698変わらず。東証一部の出来高10億8100万株、売買代金1兆8200億円。値上がり1317(値下がり678)。9月限が2万2410円(+0.40%)の引け。夜間取引420円、シカゴ円建て同。NYダウ先物2万5721ドルと小確り。10年債0.095%(+0.005)。米10年債2.828%(+0.011)。上海総合が2724(+0.37%)で引けた。マザーズ指数の引け976.53(+0.80%)。半ば本物だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)など。再任されたマハティール氏(93)が中国より先に日本を外遊先に選んだ。期待にこたえるのが筋だ。(了凡)