貿易戦争が覇権争い 7年後変化に適応するものが残る (2018.07.31)
週明け反落。後場、日経平均の日中値幅42円。膠着状態になった。前週末米ハイテク株急落を受けたもので、出遅れや決算発表に伴う個別物色に終始。10年債が一時1年半ぶり0.110%をつけた。31日、日銀政策決定発表を巡り、ETF(上場投信)買いの資金配分見直しが焦点。現行6兆円規模で日経平均からTOPIXにシフトが見込まれ、東証二部や新興市場の一角も強含み。26日の日経平均27円安に対しTOPIX12ポイント高が印象に残っている。来秋消費税10%を踏まえ出口戦略など考えられず、引き上げ後も緩和縮小どころでない。30日、逆回転して西進した台風12号が屋久島で動けなくなったのに似ている。26日ツクヨミの礼祭日につかまった首相、28日皆既月食・満月、31日火星大接近など無事なら御の字。8月10日まで油断できない。19日から中東・アフリカを歴訪した中国の習近平氏が29日帰国し、北戴河(ほくたいが)会議に臨むようなもの。外遊中、大手製薬メーカーの欠陥ワクチン大量接種や北京の米大使館付近爆発事件、若い女性が習氏看板に墨汁かけなど不祥事多発。3日連続安の上海総合2869(-0.16%)を気にする向きもある。市場の経済合理性によると、米中貿易戦争が覇権争いと受け取られ米国リード。中長期、消耗戦に追い込まれ共倒れ。どの国も漁夫の利(国益)を求め、おこぼれにあやかろうとしている。受け売りだが、19世紀末英国がドイツに技術から哲学まで先を越され、今叩かない限り覇権を失うとばかりライバルのフランス・相いれないロシアと組み、第1次大戦でドイツを破った。しかし、第2次大戦で疲弊し米国に覇権が移った。その後、米国が旧ソ連との冷戦に勝ち抜くため中ソ分断を決意。米中国交正常化に踏み切った。現在、トランプ氏も中ロ分断を狙っている模様。英蘭戦争(1651~74)でも同等の経緯が伝えられ、7年後に戦後70年以上続いた米国覇権の転機がやってくる。5月16日、「革命・改革」を意味する天王星が84年ぶり「お金」を象徴するおうし座に移動したためという。11月までお試し期間で来年3月から本格化。天変地異もついて回り覇権交代が起きるわけだ。日本も国運斜めとみられ一人ひとりにかかっている。強い者同士がやり過ぎて自滅するといわれ、ウサギよりカメに限る。今週以降、日経平均からTOPIXシフト。中小型の出遅れが人気化する見込み。日経が30日夕刊トップで伝えた中国のコバルト爆買い。関係分の■■■■(****)も黙っていない。熱波再来で最大電力更新が見込まれる■■■■(****)よし。上方修正が予想される。■■(****)は割安なうえ、仮設需要急増で引っ張り凧だ。
30日の日経平均167円安。大引け2万2544円。TOPIX1768(-7)。東証一部の出来高14億5000万株、売買代金2兆2800億円。値上がり908(値下がり1124)。9月限が2万2520円(-0.71%)の引け。夜間取引550円、シカゴ円建て同。NYダウ先物2万5421ドルと小動き。10年債0.095%変わらず。米10年債2.983%(+0.030)。マザーズ指数の引け1038.69(-1.84%)。出損なった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。強い者や賢い者が残ると限らない。変化に適応する者が残るという。(了凡)