証券ビュー

アンコール伊勢町

ハーレーに似た印象 7月6日にかけ妥協案で買い戻し (2018.06.28)

 小甘く始まり一進一退。買い戻し一巡後息切れ。反落した日経平均にひきかえ値上がりが多い。前日行き過ぎた持ち高解消売りを調整する買いという。原油先物が1ヵ月ぶり1バレル70ドルを回復。株主総会直前に■■■■(****)の創業家が■■■■■■■(****)と統合に同意した模様で関連銘柄軒並み高。■■(****)も高い。27日の総会で自社株買いにより東証一部復帰を急ぐ旨が好感された。26日NYダウ30ドル高(一時132ドル高)と27日上海総合2813(-1.10%)が綱引き。6月の配当落ち分30円を勘案すると小確り。ボックス圏でつかまった印象を受ける。二輪大手ハーレー・ダビッドソンが米国の仕掛けた貿易摩擦に苦しみ、欧州向け生産を海外に移し米国の工場を閉鎖するのに似ている。以前から工場閉鎖を決め関税が理由でないとの声明も消化難。道理で売ると上がり買うと下がる。米国で株安が続くとトランプ氏の強硬姿勢にブレーキがかかるといわれ、来週7月6日制裁発動を控え米中とも妥協案を模索しているのが現状と述べた。手詰まりになると反動安を説く向きが急増。売り煽りもつきものだが、米国の景気拡大があと3ヵ月で第2次大戦後最高になるといわれ、更新するまで大丈夫。幸か不幸か、節分と彼岸底を叩いた売り方の期日と一致する。企業経営者は、景気頭打ちが近づくと買収、自社株買い等で株高を図るといわれ、手元資金流出と借り入れ後の反動が泣きどころ。あと3ヵ月で最高を更新し、10~12月につかまる旨仮説を立てた。結局、アップルやアマゾン、グーグルなど米国の巨大ハイテク5強がポイント。溢れ返る資金を持っているためで、半導体業界が次世代メモリを巡りスーパーサイクルの踊り場に置かれた場面を物語っている。日本の場合、■■(****)浮上が不可欠で、舛岡富士雄氏(75)によるフラッシュメモリの発明が最大の手掛かり。小さい、軽い、壊れない特性で知られ、1985年42歳の時に日本で全く評価されないヒーローといわれた。モノにしたのがインテル。舛岡氏の開発した仕事をまとめ次世代メモリを完成した。あれから30年以上。AIやロボット、IoT革命の核心を占める。NHKが2017年11月23日TV放映した「硬骨エンジニア」に詳しい。電源を切っても記録が残り、スマホをはじめあらゆる半導体産業をリード。10~12月踊り場がやってきてフルイにかかると第2、3幕も考えられる。
 27日の日経平均70円安。大引け2万2271円。TOPIX1731変わらず。東証一部の出来高13億6700万株、売買代金2兆2300億円。値上がり1208(値下がり801)。9月限が2万2230円(-0.40%)の引け。夜間取引150円、シカゴ円建て155円。NYダウ先物も2万4182ドルで依然甘い。10年債0.030%変わらず。米10年債2.848%(-0.031)。マザーズ指数の引け1083.02(+0.93%)。持ち直した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など意外に多い。来週7月6日にかけて買い戻しが予想される一方、地震をはじめ一連の根強い天災も気懸かりだ。(了凡)