打つ手なく油断するな 危険な楽観論に釘刺す自衛隊OB (2018.06.26)
週明け続落。TOPIXが2ヵ月半ぶり安値。全面安になった。寄り前、米ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた米中貿易摩擦を警戒。トランプ氏が中国資本25%以上の対米投資や米ハイテク製品の中国向け輸出制限を検討中という。22日、ツィッターで欧州から輸入車20%の関税賦課も重なり用なし。1ドル109円台の円高に振れ、鉱業や紙パ、石油石炭、証券4業種を除き軒並み安。日経平均が抱き陰線で引けた。前日の陽線を帳消し。一目均衡表の雲に顔を出し騰落レシオ75%台。売られ過ぎで2月のVIX(恐怖)ショック以来という。NYダウが22日119ドル高となり、9日ぶりに反発したものの週足2%安。1894年以来GEが除外され、2014年設立のウォルグリーン(全米ドラッグチェーン)採用にかかわらずだ。S&P、ナスダックも安い。発動された中国輸入品25%、10%の関税試算で0.1%、0.2%の増税効果をもたらし、米経済が支払う代償に跳ね返るという。12日の米朝首脳会談から2週間。朝鮮半島の非核化と米韓合同演習中止のほか、合意の具体的な進展がないだけに手詰まり。7月6日制裁開始に向け、貿易摩擦の応酬に折り合いがつくとみられ、きっかけ次第で買い戻しの公算が大きい。航空自衛隊のOBが、米朝は日本語で合意したわけでないと反発。NHKが北の安全保障を体制保証と誤訳し、CVID(安全かつ検証可能で不可逆的な非核化)ならぬ朝鮮半島の完全な非核化にとどまり、タイムテーブルやロードマップもないと力説。危険な楽観論に釘を刺した。官民とも馬耳東風のありさま。揺り戻しに備え、肝に銘じるところだ。7~9月に一時代終わる兆候がうかがえ、イスラエルと北朝鮮の建国から丁度70年を数え、収束に7年となれば1年が10年分。5月16日天王星がおうし座に入り、お金の革命と体制崩壊がつきものと述べた。平成が幕末と重なる位相も興味深い。おまけに、元禄時代(1700年1月26日)の大津波と巡り合わせ。米西海岸とハワイのキラウェア火山、日本の太平洋岸を結び地震のない大津波がジッパーの外れるようにやってくるという。今の相場、「ノアの方舟」のような雰囲気がある。世界中に広がるビットコインの謎を解くもので、2020年以降爆発的に広がるという。ブロックチェーン(分散型ネットワーク)が世界経済の転換を迫るもので、国内では■■■■■■(****)が最右翼。事実上、■■■(****)と■■■■(****)が後押し。いずれ玉争奪戦も予想される。
25日の日経平均178円安。大引け2万2338円。TOPIX1728(-16)。東証一部の出来高11億9600万株、売買代金1兆9900億円。値上がり298(値下がり1740)。9月限が2万2300円(-0.71%)の引け。夜間取引210円、シカゴ円建て同。NYダウ先物2万4407ドル(-0.78%)をつけている。10年債0.030%(+0.005)。米10年債2.881%(-0.010)。上海総合が2859(-1.05%)で引けた。マザーズ指数の引け1073.06(-3.00%)。好買い場だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。日本は打つ手がなく油断しないことだ。(了凡)