1ヵ月先反動安を示唆 日本の江戸時代と似ている北朝鮮 (2018.06.11)
前週末反落。後場見送られ一段安。日経平均がSQ値2万2825円を下回った。SQの翌週が1ヵ月先を示唆するといわれ、12日米朝首脳会談、同~13日FOMCが今年前半のクライマックス。14日新月だけに波乱が予想される。日経平均先物を見ると、夜間取引650円、シカゴ円建て645円に対し、NYダウ先物2万5335ドルと米国リード。VIX(恐怖)指数が12.18にとどまり、ダウが最高値をつけた1月26日以来の低水準。1ヵ月先反動安の公算が大きい。ウォール街でヘッジファンドのVIX指数先物の建玉が話題になり、直近4万枚を超える売り越し。1月下旬に匹敵するという。ボラティリティー(価格変動)の売りといわれ、彼らは下落を見越し先手を打った、米朝首脳会談の場合、日本時間午前10時(現地午前9時・米国午後9時)に始まる。下馬評で成果が思わしくないといわれ、トランプ氏は北朝鮮の非核化と見返りに署名なし。65年ぶり朝鮮戦争終結宣言を優先し、2回目以降詰める模様。このため、肩透かし。糠喜びの観測しきり。5月から金正恩氏クーデター説を含め出来レースといわれている。6日まで3日連続最高値を更新したナスダックが、8日ITを中心に構成する同100指数の続落で頭打ち。現金や要求払い預金、定期預金を含むM2の週平均残高が5月中旬以降0.2%(平均0.1%)に倍増という。週明けから月末までイベント尽くめ。思惑と裏腹に何も変わらず正念場。買い戻しが一巡すると元の木阿弥だ。にもかかわらず、ヨハネの黙示録がノストラダムス(1999年)やマヤ文明(2012年)と同様に24日を終末の日という。後日振り返れば、6~7月一つの時代が終わるとも受け取れる。日本の江戸時代が北朝鮮の現状と似ているためで、関ヶ原のあと家康が目指したのは李氏朝鮮から朱子学を導入し「いつまでも変わらない世の中」を目指したという。鎖国により海外との交流・貿易・渡航など最小限。書籍の輸入も厳しく制限された。身分と職業の世襲、男女や階級差別、残虐な刑罰、餓死者続出、低い教育水準、自然破壊など300年じり貧が続いた。関ヶ原で西軍が勝ち豊臣の天下が続くと、17世紀早々朝廷の権威回復、太閤検地による統治と税制近代化、商工業振興、軍備近代化、度量衡統一、通貨制度の整備など雲泥の差。そもそも、維新は薩長土肥による豊臣政権の仇討ち。当時秀吉や三成が取り組んだ改革を新政権が実現したのに過ぎない。日本は、秀吉の時代に世界の先進国だったという。
8日の日経平均128円安。大引け2万2694円。TOPIX1781(-7)。東証一部の出来高16億1000万株、売買代金2兆9200億円。値上がり822(値下がり1163)。9月限が2万2620円(-0.83%)の引け。10年債利回り0.040%(-0.005%)。上海総合が3067(-1.36%)で引けた。マザーズ指数の引け1128.49(+0.91%)。19日メルカリ上場が新たな手掛かりだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。原油先物が下落。中国の需要減と米国の生産拡大が主因のようだ。(了凡)