未知数多い連立方程式 銀行や証券、保険でもない金融のX (2018.05.10)
安寄り後下げ渋り。反落した。外資の持ち高調整売りが主因。トランプ氏のイラン核合意離脱表明や米国務長官再訪朝、日中韓首脳会談などリスクオフ要因。7~8日にかけ金正恩氏が中国大連で習近平氏と再会し子供じみた駆け引き。リスクオンまで時間がかかる。1ドル109円台後半の円安に振れたが、米10年債3.006%(+0.029%)に上昇。先物を見ると、日経平均の夜間取引2万2470円、NYダウ2万4447ドル、ビットコイン円も100万円前後で比較的確り。中東と極東を舞台に未知数の多い連立方程式でお手上げ。どちらに加担しても持ち出しだけに何も解決しない。日本のように、イスラエルとパレスチナに対し仲介や調整にとどまるのが賢明。相場にもいえるわけだ。6月限にプット・オプション(売る権利)の建玉が積み上がり、2万円プット2万8000枚超という。9日、日経が伝えたプット・コールレシオ11年ぶり弱気水準に呼応するもの。リスク長期化が見込まれるためで、株安に備えざるを得ない場面。来週明け米大使館エルサレム移転、15日(火)新月、16日おうし座天王星入り。11月7日までお試し期間、来年3月6日でもイントロという。これから7年で戦後の秩序が崩壊し、再構築を迫られる場面。前半で決まると述べた。前回天王星が動いた2011年3月12日(東日本大震災翌日)を典型に世界規模で天災と人災が予想される。84年周期に相当し第2次大戦(1936~42)、欧州騒乱(1848~54)に匹敵するといわれ武者震い。イスラエルが1948年5月14日なら、北朝鮮も同年9月9日建国だけに、戦後米国と旧ソ連の冷戦が今日イランの核合意や北の核開発と同次元。核兵器も寿命があり、高性能の米国製20年。北朝鮮で12年程度といわれ、更新に莫大なコスト。世界経済に影を落としている。戦後、欧米や中露が引き回した傀儡国家を清算する時がやってきた。イスラエルと北が同じポジションに置かれ存亡の危機。イスラエルは北よりしぶといだけに、米国のイラン核合意離脱・経済制裁再開の反動も予想以上。日本は敗戦国で出番がなく願ってもないポジション。関係分で■■■■■■(****)に好押し目。9日663円で引けた。8日、倍返し735円を高値に1割押しの水準。IMF体制も限界となり、米ドルをはじめ現行通貨の再構築を先取りするもの。ドイツの稼いだユーロが米国と中国に固定され、消去法で日本にも出番がやってくる。銀行や証券、保険でもない金融の未来。マネーのXが魅力だ。
9日の日経平均99円安。大引け2万2408円。TOPIX1772(-6)。東証一部の出来高17億2700万株、売買代金2兆9200億円。値上がり754(値下がり1237)。6月限が2万2420円(-0.44%)の引け。10年債利回り0.050%(+0.005%)。上海総合が3159(-0.07%)で引けた。マザーズ指数の引け1159.09(-0.53%)。確りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。■■■■■■(****)が安い。4592円で引けた。シャイヤー買収(6兆8000億円)に難がある。(了凡)