大山鳴動して鼠一匹 主要国が人口ボーナス後の反動 (2018.04.16)
前週末反発。高寄り後伸び悩み。売り買い交錯した。13日NYダウ122ドル安、日本時間14日10時に伝えられたシリア攻撃、15日王毅外相来日など思惑によるもので、買い戻し一巡から日経平均のSQ値2万1853円割れ。気迷いを持ち越した。NYダウが貿易摩擦とシリア情勢を受けて昨年12月から1月の上げを帳消し。前週好決算を発表した金融株が織り込み済みで売られ弱気が増えた。株価指数を見ると、税制改革以前の水準に往って来い。日本もGWにかけて決算発表が気になるところだ。昨年4月の倍以上といわれる米英仏のシリア攻撃に対し、ロシア・アサド政権が使用したという化学兵器の物的証拠が不明。塩素ガスに確信、サリンも排除しないと述べた程度。直後、ロシア提出の安保理非難決議案も賛成3(採決15)にとどまり迷宮入り。第1次大戦(1914~18)が終わり100年目で似たようなケースに陥っている。首相は17~18日の日米首脳会談に備え、13日から四六時中官邸で関係各省と政府提案の打ち合わせ。15日王毅外相には河野外相が対応。16日閣僚級が貿易や投資関係を協議。5月9日、日中韓首脳会談の根回しに入るという。所詮まとまらず、ぶっつけ本番と述べた。4月の荒天相場をしのいだ暁、5~7月売り持ちの巻き戻しが予想されるためで、打つ手なし日本のポジションが面白い。まさか、大山鳴動して鼠一匹。消去法で日本に漁夫の利も考えられる。もう一度、主要国の人口ボーナスを見直した。ジェトロのエリアレポートによるもので、日本の終了1992年に対し米国2008年、中国2010年、東欧・欧州を除く欧州1999年など理にかなったもの。欧州の通貨統合第3段階と米国のリーマンショックが図星だ。日本の「失われた20年」が各国に当てはまり1度しかない。中国の落ち込みを受け近隣の香港、台湾、韓国。シンガポールでも反動が顕著という。日本の場合、今後ボーナスを迎え人口1億人超のインドネシア、フィリピン、インド、パキスタン、バングラディッシュとどうつき合うか。事実上、貿易摩擦が軍事緊張につながっている。閑話休題。2012年3月29日渡米しシカゴで6年。■■■■■■■(****)の中村祐輔教授(65)が3ヵ月足らずで帰国する予定。東大医研、理研のゲノムも抜け殻になり、遺伝子治療でガラパゴスになった日本に喝。変化を起こすか。潰されるか。患者や家族に希望の光を残したいという。決算発表、総会にかけて材料が出そうだ。
13日の日経平均118円高。大引け2万1778円。TOPIX1729(+10)。東証一部の出来高15億2700万株、売買代金2兆4300億円。値上がり1368(値下がり638)。6月限が2万1810円(+0.69%)の引け。夜間取引2万1770円、シカゴ765円(大証より45円安)の引け。10年債利回り0.035%(+0.005%)。米10年債2.820%(-0.018%)。上海総合が3159(-0.66%)で引けた。マザーズ指数の引け1156.39(+0.45%)。巻き返しが予想される。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。新たに■■■■■■(****)を検討している。(了凡)