証券ビュー

アンコール伊勢町

売り持ちの巻き戻し 4月荒天と5~7月本震のフルイ (2018.03.28)

 続伸で始まり全面高。日経平均連続高値引け。自律反発とみられる。大筋買い戻しによるもので、ドルや米10年債と連動。投機筋の売り持ちが巻き戻しを迫られた。26日のNYダウ699ドル高が手掛かり。米中が貿易摩擦拡大を避けるため、前向きな交渉に入ったと伝えられ急反発。前週失った1400ドル超の値鞘を1日で半分取り戻した。米国の対中貿易赤字約10兆6000億円に対し、中国が海外の金融機関に資本規制緩和や米企業の半導体輸入を増やすなど水面下で駆け引き。26日午後、北朝鮮の要人が北京を電撃訪問した模様で、まともにやり合っていられない。27日の証人喚問も、理財局で改ざんし、官邸指示を否定。改ざんの指示や経緯、理由を「刑事訴追の恐れがある」と証言拒否。売り持ち解消をやむなくされた。ヘッジファンドの多くが昨年6月からドル売り持ちといわれ、今年1月以降ポジションを強化。現在、主要通貨に対し残高約2兆3200億円という。この上、4月南北首脳会談、5月に米朝首脳会談。今、来週、中朝首脳会談、露朝首脳会談も予想されるだけに二転、三転。新年度早々、荒天相場に見舞われそうだ。23日述べたように、どさくさで頼りになるかどうか一目瞭然。国や企業、対人関係然り。急がば回れ。ウサギより亀になって期待にこたえる場面。心底、末長くつき合えるパートナーがわかる。詮索すると、金正恩氏電撃訪中の狙いが中露の支持にあり、トランプ氏の解任人事がきっかけ。ポンペオ国務長官(54=前CIA長官)とボルトン大統領補佐官(69=元国連大使)の強硬派二枚看板。前者が金正恩氏除去の急先鋒で後者も北朝鮮先制攻撃を主張。もはや、居ても立ってもいられなくなった。1~3月の本震が5~7月といわれ、4月も荒天続き。■■■■■(****)と■■■■(****)の目薬を差して流れを追う構えだ。日経平均先物の夜間取引を見ると170円。大証の引けより60円高いが、現物の317円を約150円下回っている。30日(31日満月)手仕舞いを見越したとみられ、桜も満月にかけて一斉に咲き出す。一部利食い、様子をうかがう場面。肝腎なところだ。受け売りだが、「沈みゆく大国」(ロシアと日本の世紀末から=袴田茂樹著)によると、西欧は石(非強権で個人主義)、中国が土(強権で非個人主義)にひきかえ、ロシアが砂(強権で個人主義)、日本は粘土(非強権で非個人主義)社会といわれる。4月荒天と5~7月本震を通じて世界中が正念場。フルイにかかりそうだ。結論からいうと、売り持ちが悉く踏み上げに追い込まれる。
 27日の日経平均551円高。大引け2万1317円。TOPIX1717(+45)。東証一部の出来高16億4300万株、売買代金3兆2100億円。値上がり1966(値下がり105)。6月限が2万1110円(+3.08%)の引け。10年債利回り0.035%(+0.015%)。米10年債2.850%(-0.001%)。上海総合が3166(+1.05%)で引けた。マザーズ指数の引け1164.69(+1.15%)。まだ物足りない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。円の売り持ちが記録的な減少をたどっている。29日休載です。(了凡)