元禄と平成が瓜二つ 年度末満月売りで目を離せない (2018.03.08)
売り一巡後買い戻し。後場見送られ往って来い。泣かず飛ばずだ。前日NYダウ9ドル高(一時166ドル安)、1ドル105円台半ばの円高によるもので、北朝鮮の「非核化」対話を巡る局面打開、米経済政策のトップ辞任、8日森本文書のコピー提示などつかみどころがない。逐一反応し一喜一憂している印象。9日メジャーSQ、米雇用統計、パラリン(18日まで)など踏まえ、16日(17日新月)まで尾を引きそうだ。北朝鮮の非核化に懐疑的な見方が多く、トランプ氏が制裁効果を含め前向きと評価しても打開ならず。北朝鮮は2003~09年の6ヵ国協議、1994~2002年の米朝対話を通じて合意をすべて反故にされた。6日、トランプ氏の輸入制限に反対し辞任した国家経済会議の委員長も根負け。10年1.5兆ドル減税の立案者で惜しい。それに、自民・民進両党が合意した森友問題の決裁文書。財務省が残っていたコピーを国会に提出する模様でお粗末。最初から的を外し時間稼ぎだ。いずれも事なきを得て3月しのいででも、4月以降つかまりそうだ。日本の場合、持続困難な財政赤字と巨額の経常黒字を抱え右往左往。動くに動けない。1990年のバブル崩壊から間もなく30年。5G(次世代無線通信システム)といわれてもピンとこない。元禄元年(1688)から今日まで330年の方が馴染む。一続きで循環しているという。以前述べたように、権力と富の葛藤が露骨になり、元禄人と現代人の気心が通じるらしい。井原西鶴(1642~93)の浮世草子が代弁している。成熟しきった貨幣経済の成れの果て。世の中のできごとや人間の気持ちをありのまま伝えるもので郷愁がある。何度も限界を突破し延命を図るものの、かねの切れ目が縁の切れ目。ハリウッド映画もヘッジファンドがつくる金融商品で、過去や未来がなく現在を中心にその前後しか関心がないという。スクラップ&ビルドがつきものだ。■■■■■■(****)が何をつくっていいのかわからず、松下政経塾を出た人間が使い者にならないのと似ている。■■■■(****)と■■■■(****)がリニア談合で逮捕者を出し、スーパーゼネコンの連携なしに工事が進まなくなったのも事実。司法の暴走と背後の本尊筋が取り沙汰され、煮ても焼いても食えないそうだ。7日も関係分で■■■■(****)と■■■■■■(****)の健闘が光った。年度末、満月売りで目を離せない。
7日の日経平均165円安。大引け2万1252円。TOPIX1703(-12)。東証一部の出来高14億6700万株、売買代金2兆7300億円。値上がり617(値下がり1368)。3月限が2万1200円(-1.17%)の引け。夜間取引で270円をつけている。10年債利回り0.050%変わらず。米10年債2.860%(-0.019%)。上海総合が3271(-0.55%)で引けた。マザーズ指数の引け1180.87(-0.48%)。小動きにとどまった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。元禄元年から28年後に享保の改革(1716)が始まる。平成と瓜二つだ。(了凡)