証券ビュー

アンコール伊勢町

大きな売りポジション 上げも下げも窓を空けて定まらず  (2018.03.05)

 前週末続落。買い戻しが一巡し売り直された。米大統領の関税引き上げ、iPhoneX失速、原油先物安など悪材料続出。NYダウ420ドル安を受けたもので、
引けにかけイタリアとドイツの選挙や日銀総裁の「2019年に出口検討」が伝えられ回れ右。2日満月売りよし。16日、新月(17日)買い戻しと出ている。米国時間2日、NYダウ70ドル安(一時376ドル安)。1 ドル105円台の円高が足かせ。日経平均先物が夜間取引2万1050円、シカゴ2万1125円で引け、2月14日のザラバ安値2万950円を巡る攻防。アルゴ取引を加味すると、2番底より2段下げ。黄金分割で下値を試算すると、NYダウ2万2347ドル、日経平均2万259円が目安。16日買い戻し、30日(31日満月)手仕舞いという。米10年債3%を念頭に買い下がりだ。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など前衛。新年度、■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など半導体関連がスーパーサイクルかメモリバブルか検証する場面。ロイターが米株崩壊サインとか、長期過大評価の修正を流しピリピリしている。9日メジャーSQ算出を控え、週明け先物に仕掛け売りが伝えられる。一方、東証の空売り比率が2日48.8%(前日プラス4.2)と過去最高。1日に日経平均が200日移動平均線2万1173円を下回ったためで、16日にかけて買い戻しの公算が大きい。上げも下げも窓を空けて定まらないが、概ね新月満月と黄金分割で説明できる。昨年夏場に日経平均が2万~2万500円で大商い。1ドル103円台でも持ちこたえられる。米国の鉄鋼輸入関税25%引き上げにしても中国産2%に過ぎず、カナダ16%、韓国10%、メキシコ9%、日本5%など一時しのぎ。アルミ同10%然り。むしろ、2日防衛研究所が伝えた北朝鮮情勢が気懸かり。事態のコントロールが難しい危機発生を強調。南シナ海も問題を処理するメカニズムが存在しないという。一事が万事年度末、新年度にかかっている。2日、欧州の市場も大荒れ。英7069(-1.47%)、独11913(-2.27%)、仏5136(-2.39%)など惨憺たるもの。ミクロで週明けから2週間肝腎なところだ。14日、春の賃上げ集中回答日が注目される。日米とも2月に売りが殺到し、どのタイミングで買い戻しが入るか目を離せない。債券にも大きな売りポジションがたまっている。
 2日の日経平均542円安。大引け2万1181円。TOPIX1708(-31)。東証一部の出来高16億100万株、売買代金3兆200億円。値上がり237(値下がり1791)。3月限が2万1130円(-2.36%)の引け。10年債利回り0.065%(+0.015%)。米10年債2.863%(+0.062%)。上海総合が3254(-0.59%)で引けた。マザーズ指数の引け1213.65(-1.52%)。動揺していない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など確り。中長期に限る。ブラジルが昨年プラス成長に転換したという。米10年債が3%になると新興国から資金が流出する。(了凡)