証券ビュー

アンコール伊勢町

第3次大戦鍔迫り合い 北朝鮮より中東情勢の対応が先 (2018.02.23)

売り一巡後下げ渋り。後場小動き。「節分底」が尾を引いている。外資のポジション調整とみられ、前日NYダウ166ドル安(一時303ドル高)にも明らか。1ドル105円台で反転し、米10年債3%台を試す動き。33業種すべて値下がりした。21日、FOMC(1月30~31日)議事要旨公表が手掛かり。大型減税が短期的に米景気を押し上げ、3月から利上げペースが上がると受け取られた。米10年債が4年ぶり2.95%となり途転売り。機械的なアルゴ取引といわれる。米国はドル安容認の模様でFRBが「健全な調整」とアナウンス。同感に近い。25日冬季五輪終了を控え、イバンカ大統領補佐官が閉会式に参列する旨表明。北朝鮮と対峙しながら米国も時間稼ぎに入った。中東情勢の緊迫化によるものだ。シリアのアサド政権にイランと露がつき、イスラエルと米国連合にスンニ派のサウジが協力。トルコ次第で流れが一変しそうな雲行きという。米国にとって二面作戦が困難なためで、北朝鮮より中東情勢の対応が先のようだ。16日述べたように、パラリン後100年前に似た経緯。イスラエルとイランの対立が深刻になり、ネタニヤフ氏が米国に「北朝鮮を何とかしてほしい」と本音をもらした。なるほど、売ると上がり買うと下がる。西と東で第3次大戦の鍔迫り合い。債券や株、ビットコインのほか、原油・金先物も売り買い交錯している。消耗戦が続きそうだ。市場では値下がりが値上がりを圧倒しているが、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)。22日紹介した■■■■■■(****)、■■■(****)など健闘。指数にこだわっても始まらない。日本をリードするのは個別企業の将来性にかかっている。■■■■■■■■(****)の堀切社長(66)がいう。「組織はトップ以上にならない。だから、会社は自分の能力以上にならない。自分を追い抜く人材をつくらないと組織が疲弊する。社員一人ひとりに関心がある」と。創業家だけに先祖のDNAだ。22日、シリコンバレーでアップルが携帯電池に使うコバルトを長期直接購入。大手自動車各社のEV向けと争奪戦になる旨伝えられた。関係分の■■■■(****)にコバルト絡みの材料があることも事実で興味深い。JQやマザーズで個別物色が目立ち始め、一部と二部にも人気が回りそうな場面。№1よりオンリーワンが重宝される時代。めいめい業界のトップ企業が「高度成長」を迎えそうだ。
 22日の日経平均234円安。大引け2万1736円。TOPIX1746(-15)。東証一部の出来高13億4900万株、売買代金2兆5900億円。値上がり542(値下がり1455)。3月限が2万1660円(-1.41%)の引け。夜間取引で720円をつけている。10年債利回り0.050%変わらず。米10年債2.921%(-0.019%)。上海総合が3268(+2.17%)で引けた。マザーズ指数の引け1206.31(-1.10%)。1242が目安に変わりない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。玉石混淆となり個別に収束が見込まれる。28日、FRB議長の議会証言が見ものだ。(了凡)