収束より拡散の見通し 玉石混淆の中でお宝が出番待ち (2018.02.22)
小反発で始まり一段高。後場往って来い。引け持ち直した。売り買い交錯し値動きが荒い。28日FRB議長の議会証言、3月9日米雇用統計、同20~21日FOMC(日本時間22日午前3時半記者会見)が焦点という。3連休明けNYダウ254ドル安を受けたもので、ウォルマートの2017年11~1月期ネット販売の伸びが前年50%以上から23%増に落ち込み一時10%安。粗利0.5%といわれ、1社でダウ73ドル安の計算。にもかかわらず、米国の小売り既存店売上高2.6%増(当初予想2%増)と確り。売ると上がり買うと下がる踊り場だ。9日一時1197に急落した米フィラデルフィア半導体SOX指数然り。20日一時1353まで13.0%戻し、関係分の■■■■■■■■(****)や■■■■■■■(****)など急伸。取りとめがない。後場日経平均が先物の仕掛け売りと裁定解消売りに急落したが、2月に入りNYダウが1週間に2度1000ドル超下げ、2~3月か4~5月重大な場面を迎える前触れ。売り方が第2、第3のショックを狙っている。前週VIX指数の不正操作が摘発され、再びアルゴ取引の大量巻き戻しが流れた。5日わずか数分で1600ドル近く下げ2度成功しただけに収まらない。米朝会談計画が不調に終わり、シリアで戦闘拡大。20日ベネズエラが独自の仮想通貨「ペトロ」を発行するなど懸念材料。冬季五輪、パラリンピック終了後ガス抜きが予想される。しかし、米国をはじめ世界景気の拡大が続き中長期強気。欧米や中露が日本を必要としていることも事実で、20日伝えられた工作機械の需給逼迫が一例。能力が限界を越え納期1年待ちもザラ。半導体関連のスーパーサイクルが口火とみられ■■■■■■(****)と■■■(****)が出遅れ。■■■■(****)や■■■■■■■■■■(****)も水準訂正が見込まれる。日本の得意分野で関係分の■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)などセンサも本格化。めいめい好調なファンダメンタルズが手掛かりだ。21日、米国に続くのが日本と述べたばかり。売り方の仕掛け売りに分があると考えにくい。5日FRB議長就任と同様に、4月8日の日銀総裁再任にかけて日経平均急落も予想され、中長期好買い場とみられる。仮想通貨の場合、ユーロのように認知3年で流通したことから債券や株と補完関係。目くじらを立てることもない。何ごと前向きでないと解決しない。収束より拡散の見通し。玉石混淆の中でお宝が出番待ちだ。
21日の日経平均45円高。大引け2万1970円。TOPIX1761変わらず。東証一部の出来高13億8200万株、売買代金2兆6800億円。値上がり1087(値下がり897)。3月限が2万1970円(+0.18%)の引け。夜間取引で890円をつけている。10年債利回り0.055%(-0.005%)。米10年債2.885%(-0.002%)。マザーズ指数の引け1219.70(+0.30%)。物足りない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)■■■■■■■■(****)■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。1ドル105円台で反転し、米10年債3%台を試す流れと受けとめている。(了凡)