暴落しても納得できる 30日財政と金融の転換点から3週 (2017.11.30)
3日ぶりに反発。伸び悩み一進一退。引け締まった。未明に北朝鮮の弾道ミサイル発射、NYダウ255ドル高を受けたもので、日経平均半値戻し2万2677円中心のもみ合い。日経平均よりNYダウが2万3854ドル(若林栄四説)にあと18ドル。28日のザラバ高値849ドルから5ドルとあって気がもめる。同日午後、米上院予算委員会が税制改革案を可決。翌日に本会議で採決を見込んだ買いが北朝鮮リスクを上回ったという。主要3指数そろって最高値更新。大型ハイテクから大手銀行株に人気が回り、シリコンバレーの5強一服。日本は手掛かり難で日柄整理に入っている。北朝鮮が「火星15成功」を自賛する一方、日米首脳は圧力強化で一致と伝えられた程度。従来より大型核弾頭搭載が可能になったというが、大気圏再突入が最大の難関で触れずじまい。NHKの国会中継がモリカケなら、大手メディアも横綱暴行から引退まで能天気な報道。世間もゴルディロックス相場(適温)が浸透している。11月9日、アルゴ取引により日経平均の日中値幅859円。当日、東証一部の出来高27億4700万株。売買代金4兆9900億円の大商いで転換点になった。NYも29日から圏内とみられ、来年1月中旬にかけていつ暴落しても納得できる場面。トランプ氏の大減税が成功すると限らないし、法案成立で織り込み済みとも考えられる。9月以降日経平均をたどると、へっぴり腰の三段上げが仁王立ち。11月に転換点を迎えた。売り方が踏んだ以上、買い方の投げを見ないと次の幕が上がらない。11月最終週、日経平均16勝1敗のジンクスと述べた矢先、30日微妙なところだ。12月4日満月売り、同18日新月買いに対し、来年1月17日新月買い、31日満月売りと出ている。要するに、無理するな。年末損益通算を優先し、年始に備えよ。■■■■■■■■(****)と■■■■■(****)を勘案して判断した。日本がバブル崩壊でつぶれなかったように、中国崩壊説(政府別)然り。いわんや、米国をや。折り紙つきの日本企業がデータ改ざんで叩かれ、あく抜けまでこらえるほかない。その点、■■■■■■(****)と■■■■■■■■(****)なら世界と同じ土俵で戦うことができる。29日、ビットコイン1万ドル突破が示唆している。伸び切った財政と金融の転換点から3週を数え、10週目の来年1月中旬が急所。先進国中銀の資金供給が大き過ぎて需要が小さいため金利が上がらない。量的緩和で増大した資金の大部分が市中に出回っていないのも見逃せない。
29日の日経平均110円高。大引け2万2597円。TOPIX1786(+14)。東証一部の出来高17億100万株、売買代金2兆8600億円。値上がり1501(値下がり477)。12月限が2万2620円(+0.53%)の引け。夜間取引で720円をつけている。10年債利回り0.030%(-0.005%)。上海総合が3337(+0.13%)で引けた。マザーズ指数の引け1165.84(+0.02%)。12月もひと山ある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。イールドカーブを分析すると、米国株暴落にあと4~5年かかるという。(了凡)