証券ビュー

アンコール伊勢町

10月16連騰の修正場面 10日から10週にギア切り替える (2017.11.17)

安寄りし日経平均2万2020円の窓埋め。買い戻しと押し目買いで急反発。引け全面高になった。25日移動平均線2万2000円と一目均衡表2万2085円を下値支持線に自律反発したもので、9日2万3382円を高値に半値戻し2万2677円が上値の目安。9日売買代金が4兆9900億円にのぼり、3兆円レベルで回転しないとシコリがほぐれない。戻り売りに商いが細れば二段下げ。こなせば半値戻し。12月12~13日のFOMCにかけて全値戻しも考えられる。15日の空売り比率43.2%。16日中陽線となり期待をつないだ。前日NYダウが138ドル安で引け、世界的な株安や原油先物安など手詰まりに違いない。気になるのが、自動車版サブプライムローン。今秋米中古車の下落が目立ち、売却しても資金回収できないケースが増えている模様。大学生の奨学金ローンも重荷で社会問題になっている。16日東証がまとめた11月第2週の需給状況によると、外資が現物先物計909億円売り越し(前週1561億円買い越し)。個人65億円売り越し(同4億円買い越し)、信託銀2339億円売り越し(同602億円売り越し)。大証の先物・オプションを見ても、外資が指数先物計1580億円売り越し。国内勢がはしゃいでいると考えにくい。12月のFOMCでFRBの利上げ、テーパリングが微妙な段階に入り、米長期金利が10月27日の2.46%(16日2.346%)を上回るとちゃぶ台返し。米株安をきっかけに新興国資金引き揚げ。外資が強引に日経平均を持ち上げた反動も出る。日本の場合、米国の従属変数。トップ同士の蜜月もあり、10月行き過ぎた16連騰の修正場面。北朝鮮が2ヵ月沈黙を守っているだけに丁寧な対応が不可欠だ。中国が17日北朝鮮に特使を派遣し自制を促すというが、13日板門店で韓国に逃走した脱北軍人が射撃され、手術の末生命維持装置で呼吸しているのも事実。本格的な正常化や改革も出来ない中で、どう折り合いをつけるか正念場を迎えた。とっておきの新月買いを16日にさらわれ、17日と20日再吟味。12月4日、満月売りを念頭に駒を進める。日経平均先物が夜間取引で530円をつけ17日を先取り。10日から10週にギアを切り替え、来年の1月中旬二段下げを視野に入れた。■■■■■■(****)のほか、■■■(****)も大相場の足取り。延べ6000億円の八重洲再開発が具体化し、新春脚光を浴びそうだ。
 16日の日経平均322円高。大引け2万2351円。TOPIX1761(+17)。東証一部の出来高17億7400万株、売買代金3兆800億円。値上がり1518(値下がり438)。12月限が2万2410円(+1.68%)の引け。10年債利回り0.045%(+0.005%)。上海総合が3399(-0.10%)で引けた。マザーズ指数の引け1121.12(+2.19%)。持ち直した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。へっぴり腰の三段上げにおまけがつき、年末年始悩ましくなった。(了凡)