証券ビュー

アンコール伊勢町

上げ一服週明け見送り 本格的な正常化も改革もできない (2017.11.13)

 前週末続落。日経平均のSQ値2万2531円。結局、上回って引けた。スピード調整によるもので、25日移動平均線との乖離4%台に低下。上げ一服とみられる。政権安定、業績拡大、トランプ氏来日など手掛かりに買われ9日ピークアウト。半値押し2万1311円のほか、窓埋め2万2020円も下値の目安といわれる。10日NYダウ39ドル安、シカゴ先物2万2465円を加味すると底堅い。NYダウが9週振りに下落し、米上下院で税制改革難航、10日米長期金利2.376%(+0.048%)に上昇。さらに、高利回り債ファンドの価格下落も伝えられた。11~14日、米海軍第7艦隊が空母3隻を伴い共同演習を日本海で行うと発表。海自、韓国海軍も個別に追随し、北朝鮮や中国を牽制するのが狙い。週明け見送られる公算が大きい。9月以降、日経平均の上昇が目立つものの年初来115%程度。これに対し、韓国総合130%、NYダウ115%、上海総合105%レベルで韓国が割高。現在、債務のGDP比率1.9倍で1997年~98年アジア通貨危機当時の1.6倍を上回っているという。外資系の投資ファンドが本尊といわれ、再び資本流出・ウォン暴落説にはまった。中国にスワップ協定延長を拝み倒したが、人民元をドルと交換できるか心許ない。すでに二段下げを見込み、18日の新月買いを援用。17日か20日好押し目と述べた。4日から大規模な粛清が始まったサウジも気掛かり。48時間で王子や閣僚を含め多数逮捕。前例のない体制危機に見舞われた。原油のドル決済をユーロに切り替え米国に叩かれたイラク同様、サウジも人民元決済に踏み切った矢先国内が動揺。米国がシェールオイルで原油輸出国になりサウジに見切りをつけた。曲がりなりに戦後70年以上続いた現体制が成り立たず、欧米や日本の金融政策正常化も困難になった。10日付日経「十字路」に出た中前忠氏の結びが興味深い。曰く、この経済を超緩和で支え続ければバブルが拡大するだけだ。しかし、これを是正するリスクもまた大きく、政治は本格的な正常化も改革も出来ない。2017年後半、蠍座の運勢も図星だ。出口が見えず八方塞がり。二進も三進もいかない状況で真価を発揮するという。■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)よし。■■■■(****)、■■■■■■(****)然り。新規の■■■■(****)、■■■■(****)も化ける。9月から日本株の大相場が始まったといえなくもない。
 10日の日経平均187円安。大引け2万2681円。TOPIX1800(-12)。東証一部の出来高18億9000万株、売買代金3兆5800億円。値上がり596(値下がり1357)。12月限が2万2520円(-1.66%)の引け。夜間取引で490円をつけている。上海総合が3432(+0.14%)で引けた。マザーズ指数の引け1143.67(+0.97%)。切り返した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。二段下げから見直される。12~14日フィリピン(ASEAN)でトランプ氏の歴訪が一巡し、彼我ともに年末年始の追い込み。12月も4日(月)が満月で売りに分がある。二進も三進もいかなくなった時真価を発揮するわけだ。(了凡)